《☆イニ☆side》



いつからだろう、テオくんの姿を
目で追うようになっちゃったのは。



気づけば出会った頃から
テオくんを思い続けてしまっている。



夜遅くまで編集してる姿、動画への気持ち。



そのテオくんの姿勢に尊敬できて。



そんな尊さが
いつからか違う感情になっていた。



初めてゲームしよって家に呼ばれたときは
デートみたいなことではないのに
自然と心が弾んでしまったり。



だって隣にはテオくんがいるんだもん。



遊んでる途中なのに急に寝始めちゃうし、
でもその寝顔が愛おしく感じて
思わずシャッターを切った。



初めて会って数ヶ月で好きになって
コンビを組んだ今でも空回り。



でも降参なんかしたくないんだ。



本当はそばにいたいから。



2人の未来を期待したい。



でも、テオくんの幸せだって願いたい。



ほらまた、何様だよってくらい
少し鼻が伸びてきたみたい。



もし付き合えたら、とか考えちゃって
編集だって最近間違えちゃうし
いつもテオくんが脳内にいる。



この気持ち、なんなんだろう。



叫びたくなるほど悔しかった。



好きな人が出来たと相談を受けた時は
ひとりで涙を飲んだ。



動き出すことなく止まったままの俺の針。



この気持ちのやり場がどこにもない。



胸に刃が向けられたように
テオくんの優しさが刺さって。



もうやばいな、バイバイすら言えない。



また明日っていう当たり前の言葉にも
期待なんかしちゃってさ。



増していく一方のこの気持ち。



だけど癒えない胸の痛み。



普段はさらっと言えるのに
本当の意味では伝えられない"大好き"。



出会ってこの気持ちにさせてくれたテオくん。



テオくんはただ笑ってくれればいいんだよ。



俺と好きな人だったらテオくんは
どちらを選ぶべきかなんて分かってる。



でも、俺のこの気持ちを忘れないで欲しい。



もう過去は見ないよ。



今、輝きたいから。



ななみちゃん応援ソング / スカイピース

◎ Arrange by ぴぃち .