第19話

言い訳
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2018/01/23 07:19
※このお話はじんたんに恋愛感情はありません。



《テオくんside》



じ「髪切りた~い」



鏡を見ながら髪の毛を触るじんたん。



テ「俺は長い方が好きだけどね」



本当~?と答えてきた。



本当は髪の毛なんてどうでもいい。



テ「長い方が可愛いよ」

じ「はあ?w俺はかっこいいのがいいの!」



その反応も全部全部
可愛くて、いとおしく感じてしまう。



同性愛。



それをこの世界は許さない。



もし許されても
きっと誰にも受け入れられない。



じ「俺がスーツとか着たらどう思う?」

テ「え、やだ」



俺パーカー着てるじんたんが好き、と答える。



確かに俺もそう思うかも、と
今日もじんたんは俺の気持ちに気づかないまま。



"〇〇なじんたんが好き"



この言葉は所詮言い訳で
隠れているのは"恋愛感情"だ。



最近自分が持ってくる企画は
ちょっとそっち系に偏ってるのも気づいている。



じ「テオくん見て、キスマの動画のコメント欄いつにもまして"付き合っちゃえばいいのに"っていうコメント多いよ」



パソコンを覗いて微笑む。



視聴者さんのコメントに賛成だ。



高評価押したいぐらい。



テ「じゃあ本当に付き合っちゃう?」

じ「は?w」



驚きが混じった笑みを浮かべるじんたん。



テ「…嘘だよw」



今日もこうやって笑ってごまかす。



この言い訳を解く時はいつか来るのだろうか。



いや、きっと来ない。



それでも俺は既に
もうその沼から抜けられないほど



__じんたんに溺れている。

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