※すまいる様のネタお借りしました!!
《テオくんside》
身を縮めて目をギュッと瞑っているじんたん。
その耳元で、そんな言葉を囁く。
部屋の中に響き渡るのは、
ヴヴヴヴ...という無機質な音。
そして細い声が混じった吐息。
じんたんの中には、
今まで使ったことのない、
" 玩具 " が入っている。
その声の後に、痙攣するじんたん。
震度を1番弱く設定する。
これで焦らされるはずだ。
案の定。
でもこれはじんたんが悪いんだよ。
みやと仲良くなんかするから。
俺の独占欲が強いの
じんたんが一番知ってるはずなのに。
ただひたすらに悶えるじんたんを眺める。
絶え間なく押し寄せる快感。
嬉しいでしょ?じんたん、
嫉妬深いとか人聞き悪いこと、言わないでよね。
もっと乱れている姿を。
繋がっているリモコンで震度をMAXにした。
" 死んじゃう " とは
多分、
" テ ク ノ ブ レ イ ク "
のことだろう。
確かにじんたんが死んでもらっては困る。
俺はそういう経験がないが
空イキは辛いと聞いたことがある。
じんたんが辛い状況で気持ちよくなってるのって、
なんか萌えるじゃん。
とことんSな俺。
もう1回果てたところで
まだきついじんたんの中から玩具を出した。
肩で息をするじんたんは
曖昧な意識の中をさまよっているようだ。
覚まさせてあげるから、目を。
十分湿った、でもまだきつい中に挿れる。
慣れる、ということを知らないのだろうか。
初めての行為のような反応だ。
相変わらず感度も良く
既に俺にしがみついてきている。
また早い段階でいってしまったようだ。
1度抜くと、横向きに倒れたじんたん。
俺はバックが嫌いだ。
そもそもじんたんの弱いところが正面にあるし
そして何より、
じんたんの可愛い顔が見れないし?
泣きながら訴えてくる。
じんたん、男っていうのはさ、
そういうのに弱いんだよ?
じんたんも男なのに、情けないなぁ。
誘ってるように見えちゃうから、それ。
そんな誘いに、のっちゃおうか、
じんたんの弱いところを小刻みに突く。
その度じんたんの声もあがった。
もうとっくに許してるよ、そんなこと。
ただ俺はじんたんの愛を感じていたいだけ。
おかしいかな?俺。
こんなふうな愛の感じ方は、駄目かな?
もしかして世間はこれを、
こじれた愛、とでも言うのだろうか。
もうそんなの構わない。
これが俺らの、
____愛、なんだから。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。