《テオくんside》
じ「… んぅっ、」
思わずじんたんの唇を塞ぐ。
微かなお酒の味。
もっと、もっと、と俺の気持ちがはやまる。
じ「ん、…ん~んっ、」
俺の服をぎゅっと握りしめながら
震えた声を出して俺を引き離そうとするじんたん。
それでも口付けをやめないでいると
じんたんはビクッと反応する。
そっと唇を離すと
肩で息をしながら脱力していた。
テ「わ、すごい、これだけでいっちゃったの?」
可愛い。
もっと可愛いじんたんを見たい。
じ「テオくん、もっ、だめ、」
そう言って俺を押し倒そうとするじんたん。
弱々しい力で肩を床に押し付けようとする。
テ「じゃあ俺が全部出してあげよっか、」
俺の上にいたじんたんを
回転させて下に持ってくる。
じ「…ぇ、」
そしてまたキスをしながら
じんたんのモノを触り始めた。
じ「…ぁ、待ってっ、んあっ」
必死に顔を背けて、ぎゅ、と目をつぶっている。
テ「我慢、しなくていんだよ?」
俺が耳元でそう囁いた後
ぶるっと身体をよじらせた。
じ「…ん、はあっ、はっ、」
顔を真っ赤にして息をするじんたん。
その顔は、もっと俺の理性をぶち壊していって。
テ「駄目だじんたん、俺ももう無理、」
じ「…ゃ、もっ、だめぇっ、」
もっと楽しませてよ。
その余裕のない顔、声、身体で。
テ「…食べてよって、言ったもんね、」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!