第9話

抜け駆け(My)※
2,589
2018/01/22 11:04
《みやかわくんside》



じ「テオくん?寝ちゃったの?」



ピンク色の顔をしたじんたんが
横たわったテオくんの身体を揺する。



今日は久しぶりにてみじで集まって
スカイハウスで宅飲み。



テオくんが思ったよりたくさん飲んで
べろんべろんに酔って寝てしまった。



み「テオくん今日酔い回るの早いな~、」



もう何をしても起きないと諦めたのか
じんたんはテオくんを揺さぶるのをやめて
俺の隣にちょこんと座った。



何を言っているかは分からないけど
ぶつぶつ喋っている。



じんたんも割と酔ってるな。



なにかに気づいたように喋るのをやめて
こっちを向いてにぃっ、と笑う。



じ「みやぁ~、」



そして甘えた声で抱きついてきた。



やばい、可愛い。



理性をなんとか抑えた。



み「なんだよじんたんまでそんな酔って」



んふふ、と笑って
顔をぐいっと近づけてくる。



血色のいいほっぺと唇が
じんたんをもっと可愛くさせて。



み「やめて襲うよ」



冗談のつもりで言ったのに



じ「え~?みやにそんなこと出来んの~?」



そんなことを言われて、火がついてしまった。



み「…言ったね?」



呟いた俺にはもう理性なんてものはなかった。



じんたんを床に押し倒して
かぶりつくようにキスを落とす。



びっくりしたのか
抵抗すらできてないじんたん。



横にはテオくんが寝ている。



唇を離すと、さっきの酔いはどこに行ったのか
というほどに我に帰ったじんたんが口を開く。



じ「馬鹿っ、なにやってんのっ」

み「何って、襲ってる」



そんなの言われなくてもわかるよっ、とじんたん。



じ「テオくんいるじゃんっ、」

み「いなかったらいいの?」

じ「そうじゃなくてっ、」



続きを言おうとしたじんたんを制すように
もう一度唇を塞ぐ。



そしてキスをしたまま
じんたんのズボンを下ろす。



必死に抵抗するじんたん。



キスをしただけで
じんたんのはもうヒクヒクしていて。



み「まだ何もしてないのに、えっちぃこと考えてたの?」



からかうように問う。



返す言葉がないのか、顔を真っ赤に染めた。



もう我慢出来なくて
慣らすこともしないまま挿れる。



じ「っ、んあっ、」



一気に挿れちゃったから
それだけで果ててしまったのか
苦しそうな顔をして荒い息をする。



その姿が俺をもっと崩していって。



み「…可愛いよじんたん、」

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