第17話

ドS※
2,879
2018/01/22 13:46
《テオくんside》



テ「おいじむたむぅ、」

じ「ん~?」



いつもは甘えてくるじんたん。



なのに今日は話しかけてもずっと
MacBookに目を向けたまま。



最近本当に忙しくなってきたのはわかるけど。



こんなことはなかなかなくて、どうにか
じんたんを振り向かせたいと思ってしまった。



MacBookを置いて、その場を立つじんたん。



きっとトイレだ。



そう分かっていながら
じんたんの手首を掴んで引き戻す。



じ「うあっ、」

テ「さっきから呼んでるじゃん」



ちょっと目を細めて言ってみる。



俺がこの目をすると、じんたんが
すぐいい子になるのを知っているからだ。



じ「いやそれはごめん、先トイレ行かせて」

テ「ちょっとぐらい我慢してよ」



いや、もう寸前よ?とふざけたじんたんが言う。



テ「…言うこと聞けないの?」



立ち上がった俺が見下ろしてそういうと
じんたんは困った顔をして黙った。



テ「さっきまで構ってくれなかったお仕置きだよ?」

じ「ちょっ」



突っ立っているじんたんに
抱きつくようにして座らせる。



バランスを崩して後ろに手をつくじんたん。



眉毛を八の字にして
不安そうな顔でこっちを見てきた。



それに覆いかぶさる。



じんたんの弱い耳に顔を近づけた。



テ「…お仕置き、何してほしい?」



敏感に反応するじんたん。



じ「ねえ本当に離してっ」



肩を両手で押してくるが、びくともしない。



当たり前じゃん
じんたんは俺より弱いんだから。



テ「そんなに我慢できないの?」

じ「だから寸前ってゆーてるやん」



言い方的にまだ余裕はありそうだ。



そんな状態で解放してあげるほど
俺は優しくない。



テ「ギリギリまで我慢した方が気持ちいでしょ?」

じ「何言ってっ、」



じんたんが言い終わる前に耳を舐める。



瞬時に首を曲げて耳を引っ込ませた。



じ「ねえ本当に漏れるから!w」

テ「漏らせば?」

じ「馬鹿なの?w」



冗談だと思ってるの?



俺の愛は本物だよ、じんたん。



舐めるだけだった耳を次は噛んでみる。



しかも一瞬だけでなく、そのまま。



じ「ちょ、テオくっ、」



立ち上がろうとするじんたんを
抑えて阻止する。



テ「これじゃ足りないでしょ?」

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