第26話

初:ヒーロー基礎学③
3,500
2019/09/17 10:36
しばらく、移動した屋上でやり過ごし残り10人という所まで来た。

このまま逃げ切れちゃったりしないかな〜






そういえば、

個性を使わない人...もう一人いたな。
緑谷くん、もう捕まっちゃったかな?
相澤先生
『残り5人』
この放送が入った途端、

『BOM!!!!』
という爆発音が真後ろで聞こえた。

すごく嫌な予感。

*☼*―――――*☼*―――――
麗日 お茶子
いやぁ〜捕まってしまった
葉隠 透
私もだよ〜!透明だからって油断してたら、梅雨ちゃんにばったり遭遇して〜!
麗日 お茶子
うちは飯田くんの猛スピードに追いつかれた....
麗日 お茶子
あと残ってるのは...轟くんに爆豪くん、デクくん、梅雨ちゃんにあなたちゃんか...
耳郎 響香
あなた、まだ個性使ってないよね
八百万 百
えぇ、ずっと屋上で座っていますね
麗日 お茶子
うちも隠れてればよかったー!
モニターを確認すると、あなたちゃんの後ろで爆豪くんと轟くんが戦っている真っ最中

あなたちゃんは、
驚いて屋上から顔を出して確認していた。


そこから、妙なことが起きる。


*☼*―――――*☼*―――――
あなた

轟くんと戦ってるのか...

屋上から、ひょこっとバレない程度に顔を出し下を見ると、氷を出す轟くんの周りを爆豪くんが飛び回っていた。

私だったらすぐに捕まってるな〜と感心しながら、場所を移動することにした。
あなた

....

反対方向に歩きだし、向かいの屋上が見えた

この屋上は塀も何も無く、隠れるのには向かなそうだ。



ん?




一瞬、人影...というか''影''が動いた気がする

誰かいる...?
あなた

誰...そこにいるの

あなた

....気のせい..かな

何も無いところに、影ができるはずがない。

私の勘違いだったかな...?

と油断したその時

あなた

痛っ

誰かに押し倒された。

*☼*―――――*☼*―――――
瀬呂 範太
燈立、なんで倒れたんだ?
切島 鋭児郎
葉隠とか?
葉隠 透
私もうここにいるよ!
切島 鋭児郎
あ、ほんとだ
麗日 お茶子
よろけたとか?
八百万 百
もしそうだったとしても、あなたさんの様子が明らかにおかしいですわ
耳郎 響香
...なんか、逃げてる?
相澤先生
...
*☼*―――――*☼*―――――

あなた

...

急いで立ち上がり戦闘態勢に入る。

私の耳が正しければ、葉隠さんはさっきそこの角で捕まった。

他に見えなくなる個性の人はいないはず...
(梅雨ちゃんはまだ個性伸ばしをしてない)




フワッ


と右の方で微かに風が吹いた。

私は後ろに引き、最初にいた屋上へ飛び移る
あなた

...クラスの人以外...先生でもないとしたら

あなた

..ヴィラン

相澤先生
『残り3人』
???
流石...
あなた

喋った!?

どうする

屋上から飛び降りるにしても、
高すぎるし個性使わないと無理。

階段を使って降りたら、時間の無駄だし

それに何されるか分からない。
???
...フフフ
あなた

....相澤先生...ごめんなさいっ



私は、相澤先生に使うなと言われていた



個性を使ってしまった__________

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