全身を見れる鏡の前に立つ。
そう、今日は待ちに待った新学期
私はミッドナイト先生に渡された
制服を身に纏う。
私の足を見て、そういうミッドナイト先生
良く分かんないけど、
履いといた方が良いいのかな...?
足がすーすーするし...
時計を見ると、登校時間の10分前。
本来は定員20名のところ、無理を言ってヒーロー科に入れてもらったらしい。
ヒーロー科の入試で入れなかった人には睨まれるだろうな...。
着慣れない制服。
なんだかソワソワしてしまう。
私は教室には向かわず、職員室へ向かった。
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足元には、黄色い寝袋に入った
''恐らく''相澤先生。
職員室にいた先生から、
『制服似合ってるね』など、久しぶりに親戚の家に遊びに行ったかのような反応をされました。
和む。
いつの間にかイモムシのように教室に向かって進んでいる相澤先生。
どうやって動いてるんだろう...
職員室の先生方にお礼を言って、
相澤先生の後ろについた。
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いつも歩き慣れているはずのこの廊下。
今日は違う道を歩いているように思える。
教室に近づくにつれて、心臓がうるさく鳴る
相澤先生と話すことで、
平常心を取り戻そう大作戦。
うん、中々の効果あり。
私は目を瞑り、深呼吸をした。
気が付けばもう教室の前。
女の子と男の子の姿が見える。
相澤先生はゼリーを取り出し、
一気に飲む。
なぜ、職員室に飲まなかったのか。
私は苦笑いをするしかなかった。
教室にいる人達の目が、『誰』という目をして笑いそうになってしまう。
相澤先生...プロヒーローのはずなのに。
担任!?という顔。
わかりやすいな...笑
一人の女の子の言葉で、相澤先生に向けられていた視線が私に集中する。
怖い。
相澤先生は私の方を向いて、
『自己紹介しろ』
という顔をしてきた。
読み取れた私を褒めてください。
私は、みんなに向けてお辞儀をする。
相澤先生は寝袋をゴソゴソと漁り、
体操服を取り出す。
______いきなり。
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らしいので、頑張って描こうと思います。
(いつになるかは不明)
(描かないかもしれない)
それまでの間、少しセリフが分かりづらくなると思いますが ご了承ください!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。