第42話

お客様のお誘い
1,596
2021/07/02 08:17
しつこいようで申し訳ないのですが、
昨日お話を更新しました...!

39話をご覧いただいていない方は
そちらからご覧下さい🙇🏻‍♂️

*☼*―――――*☼*―――――




まず状況を整理しよう。

確か、USJに居てオールマイトが助けに来てくれた。

そこからの記憶が無い。

( あの不気味な女は閉じ込めたし... )

どうやって、ここまで来たんだろう。
イーブル
黒霧だよ
あなた

っ!

ベッドの左側の自動ドアから入ってきたのは、

私がこの世で最も嫌っている男だ。

黒霧...あのワープの人か。

それなら閉じ込めたあの女を解放できてしまうな。
イーブル
僕の知り合いに、いい研究をしてる人がいてね。ちょっと協力してもらったんだ
あなた

...私は何も言ってないし、聞いてもいない

イーブル
ふっ、お前は顔に出る
そして嘘が下手だ
前にも、爆豪くんに同じようなこと言われたっけ。

でも、此奴に言われるだけでこんなにも寒気がするなんて。
あなた

貴方は私を使って何がしたいの

イーブル
随分とおしゃべりになったな
イーブル
数ヶ月も放置しておくんじゃなかった
冷たい目が、私を睨みつけた。

私はこの目が嫌いだ。

体全身が拒否反応を起こしている。

( なんで、声が、出ないの...!! )

( この前と、なんにも変わってないじゃない )
手下
イーブル様、お客様です
天井に付いているスピーカーがそう告げた。

私の心を突き刺すような空気が解け、
イーブルはまた自動ドアを潜り、外へ出た。
あなた

何しに来たのよ、あいつ

とにかく、この手錠を外さなければ。

私の個性は全て「手」から始まる。

手に自由がなければ、無個性と同じだ。



ベッドの手すりに強く当てて砕かせる作戦

もちろん見込みはない。

その2、頑張って手錠に触れれるよう手首を曲げる

そして気づく、今個性抑制剤打たれてる。
あなた

まずは点滴を外してからかな...

死柄木 弔
随分と荒っぽいな
集中しすぎて気づかなかった私は
大きく身体を震わせた。

さっきまでアイツがいた場所に、
全身手だらけ男がたっていた。

( 確か、USJに来ていた.... )
死柄木 弔
お前がこっち側の人間だったとは
死柄木 弔
ヒーロー志望と混ざっていたから、
気づかなかったな
全てを見透かしたかのように、
ニヤニヤと私を見つめる男

ここには ろくな男が来ない。
あなた

誰..

黒霧
おやおや、ここにいらっしゃいましたか
黒霧
勝手に行動しては怒られてしまいますよ
死柄木 弔
うるさい、呼んだのはあっちだ
死柄木 弔
それより俺は、こいつに興味がある
彼はそう言って、私を指さした。

きっと、さっきの放送の「お客様」だ。
妙に偉そうだし。

(一応)初対面に向かって指さす奴は
ろくな奴じゃない(2回目)
あなた

.....

一歩一歩距離を詰めてくる手だらけ男

私は少し、身構えた。
死柄木 弔
俺は死柄木弔だ



そしてそっと私に付けられている手錠に触れた。


死柄木 弔
燈立 あなた

平和の象徴を殺すのに、協力しないか?


そして、彼が触れた瞬間、手錠は灰と化した。




*☼*―――――*☼*―――――

新機能があったので、
多かった時間帯に更新しようかなと!

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