相澤先生の説明に、すかさず飯田くんが機敏手を動かし質問をする。
みんなが話だし少し賑やかになると...相澤先生お得意、あの鋭い目でこちらを睨んできます。
その目に私達は瞬時に静かになる。
相澤先生のざっくりとした説明が終わ
り、それぞれのスタート地点に向かう。
その隙に、私は相澤先生に個性を使っていいかを聞きに行かなければ....
極度の猫背でモニタールームへ向かう相澤先生に声をかける。
振り向くと同時に低い声で返事をされた。
こわい
5秒間ほど考えたあとに、
相澤先生は私に向けてこう答えた。
ですよねーという反応しかできない。
あぁ、皆にあんなこと言わなきゃよかった...
ちょっとだけ使うならいいかな?
あ、でも、昨日休んだのは...
みんなを傷つけないため。
自分の欲に負けちゃダメだ。
相澤先生は、
またモニタールームへ向かって歩き出した。
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スタート地点の屋上に到着し、
準備体操をする。
ここから見える限り、1人はそこのビルの中、もう1人はそこの建物の間にいるな。
実は鬼ごっこのルールをよく知らなかったりする。
説明から察したのは、
「相手を捕まえるゲーム」という事だ。
今回は生き残った人が勝ちってことは、捕まえた人数は関係ない。
つまり、どこかに隠れ 最後の2人になったら出ていけばいいのではないかと私は考えた。
私がいる建物は、周りと同じくらいの高さで、隣の屋上は頑張れば見える。
ということは...
あちらからも見えてるということだ。
いきなり、大音量で放送が流れる。
心臓に悪い。
こと言葉と同時に、
右斜め前ではで大きな爆発音がする。
これは....
私は関わりたくない、と反対方向に向けて歩き出した。
ジャンプして行けるかな、と助走をつけて飛んでみようとしたその時。
『パキパキパキ』と目の前に氷が現れた。
結構高い建物の屋上まで届くなんて...
私はちょこっと屋上から顔を出し、轟くんの居場所を確認する。
どうやら、逃げようとした瀬呂くんを凍らせて捕まえたようだ。
( 既視感 by作者 )
もうここにはおらず、
他の場所へ向かった模様。
上をそーっと歩けばバレないかな...と、轟くんの氷を活用し隣の建物へ移動した。
相澤先生の実況は必要最低限という感じ。
マイク先生じゃなくてよかった
なんてね...笑
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語彙力なくてすみません...
それと、テストが近々あるので低浮上になるかと思われます...🙇🏻♂️
ですが、現実逃避で沢山あげるかもしれません!!笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!