第25話

初:ヒーロー基礎学②
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2019/09/13 10:20
相澤先生
ルールは簡単、この広い演習場で一番逃げ切れたやつが勝ちだ
相澤先生の説明に、すかさず飯田くんが機敏手を動かし質問をする。
飯田 天哉
誰が鬼役をするのでしょうか !?
相澤先生
全員だ
飯田 天哉
全員...?
麗日 お茶子
みんな鬼で...みんな逃げるってこと?
相澤先生
そうだ。今回はチームワークなど必要ない、1VS1の個人戦だ。
瀬呂 範太
うぉー!そういうの燃えるな!


みんなが話だし少し賑やかになると...相澤先生お得意、あの鋭い目でこちらを睨んできます。

その目に私達は瞬時に静かになる。
相澤先生
捕まえるには、両手でちゃんと相手をタッチすること。片手だと無効だ
相澤先生
脱落者はモニタールームで見学だ。まぁ、全力で頑張れ
相澤先生のざっくりとした説明が終わ
り、それぞれのスタート地点に向かう。



その隙に、私は相澤先生に個性を使っていいかを聞きに行かなければ....
あなた

相澤先生!

相澤先生
ん?
極度の猫背でモニタールームへ向かう相澤先生に声をかける。

振り向くと同時に低い声で返事をされた。

こわい
あなた

あ、あの私って個性使っても.....大丈夫..でしょうか..?

相澤先生
あー...
5秒間ほど考えたあとに、
相澤先生は私に向けてこう答えた。
相澤先生
お前の個性はまだ把握出来ていない。様子見として今日は極力使うな
ですよねーという反応しかできない。
あぁ、皆にあんなこと言わなきゃよかった...

ちょっとだけ使うならいいかな?

あ、でも、昨日休んだのは...

みんなを傷つけないため。

自分の欲に負けちゃダメだ。
あなた

分かりました。

あなた

みんなの安全の為ですもんね

相澤先生
ああ
相澤先生
まぁ、使えないなりに頑張れ
相澤先生は、
またモニタールームへ向かって歩き出した。


*☼*―――――*☼*―――――
あなた

個性を使えないなりに頑張るったって...まぁ一位になるのは無理だな。

スタート地点の屋上に到着し、
準備体操をする。

ここから見える限り、1人はそこのビルの中、もう1人はそこの建物の間にいるな。
あなた

使えないなりに...

実は鬼ごっこのルールをよく知らなかったりする。

説明から察したのは、
「相手を捕まえるゲーム」という事だ。

今回は生き残った人が勝ちってことは、捕まえた人数は関係ない。

つまり、どこかに隠れ 最後の2人になったら出ていけばいいのではないかと私は考えた。
あなた

隠れるか...

私がいる建物は、周りと同じくらいの高さで、隣の屋上は頑張れば見える。

ということは...
あちらからも見えてるということだ。
あなた

1番高い建物か

相澤先生
『全員スタート地点に到着したのを確認』
いきなり、大音量で放送が流れる。

心臓に悪い。
相澤先生
実習訓練   鬼ごっこ、スタートだ』
こと言葉と同時に、
右斜め前ではで大きな爆発音がする。

これは....
あなた

爆豪くんだ...

私は関わりたくない、と反対方向に向けて歩き出した。
あなた

隣と言っても結構離れてるんだよなぁ...

ジャンプして行けるかな、と助走をつけて飛んでみようとしたその時。

『パキパキパキ』と目の前に氷が現れた。

結構高い建物の屋上まで届くなんて...
あなた

轟くんか...

私はちょこっと屋上から顔を出し、轟くんの居場所を確認する。

どうやら、逃げようとした瀬呂くんを凍らせて捕まえたようだ。

( 既視感 by作者 )

もうここにはおらず、
他の場所へ向かった模様。

上をそーっと歩けばバレないかな...と、轟くんの氷を活用し隣の建物へ移動した。
相澤先生
『今のところ、5人脱落』
あなた

あと、16人...早いな

相澤先生の実況は必要最低限という感じ。
マイク先生じゃなくてよかった

なんてね...笑


*☼*―――――*☼*―――――

語彙力なくてすみません...

それと、テストが近々あるので低浮上になるかと思われます...🙇🏻‍♂️
ですが、現実逃避で沢山あげるかもしれません!!笑

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