2日目
今日は職員室には寄らず、そのまま教室へ。
登校時間10分前
ちらほら席が埋まっている。
私は後ろのドアから、
なるべく目立たないように席に着いた。
私に向けて...?
と思って振り返ると、隣の席の八百万さんが私と反対方向の人に挨拶していた。(轟くん)
自意識過剰か!
やっぱ、距離できるよなぁ...。
私だけテスト受けてないし...
話す人もいないし、
HRまで外の景色を眺めることにした。
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昼
みんなは食堂で美味しいご飯を食べている頃だろう。
そんな中、私は1人に耐えきれず職員室に来ていた。
普通に話せる人は意識してないんだな、
と実感した。
ここは自分で乗り越えないと...
ポンっと手を叩くミッドナイト先生。
遡ること1ヶ月ほど前___________
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そう言って相澤先生は紙を取り出す。
紙を受け取り、私は机に向かった。
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ネットで、色んなヒーローのコスチュームを調べてみるが自分と個性が違うので参考にならなかった。
どうしよう。
よし、まず、色を決めよう。
派手じゃない色。
紙に、『黒を基調に』と書き込む
どのヒーローも露出が少ないような気がする
確かに足とか出してたら危ないもんな...
あ、待てよ...これは完全に...
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ということがあったコスチューム。
なんとか1週間で考え、提出した。
上手くできていればいいけど...
キーンコーンカーンコーン
と、「やめてください」と言う隙間を与えないかのようにチャイムが鳴った。
私は言葉を飲み込み、職員室をあとにした。
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あなたちゃんのコスチューム
(作者の画力)
参考にした画像です⬇️
本当に画力がなくて泣けてきそう。
デジタル難しいなぁ...(言い訳)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。