あなたside
自己紹介なんて苦手だ
ジロジロ見られて怖い…
私が入ってきた瞬間みんなが残念がったのが分かる
ニヤニヤ、ザワザワ、くすくす
私が陰キャだから、男性恐怖症だから
誰とも仲良くなれないの
自分だって望んで男性恐怖症になった訳じゃないのに
なんだここまで苦しまないと行けないの?
阿部 「じゃあ、藤木さんの席はあそこだから」
小走りで自分の席に向かう
自分の席の前に座ってる男の子と目が合った
怖くてすぐ逸らす
誰にも注目されないまま、静かに学校生活を送りたい…
早く制服届いて…
1人だけ違う制服で教室にいることが耐えられない
手足が震える
○○ 「はじめまして!」
隣の席の男の子が話しかけてきた
あなた 「ビクッ(´・ω・`Ⅲ)」
○○ 「俺、黒田光輝!よろしく!」
あなた 「…(●´_ _)ペコ」
怖い…やめて、話しかけないで…
前の学校には、女の子しかいなかった
人見知りだったけどちゃんと友達もいた
でも、ここは違う。男の子がいる教室で
友達なんか作れっこない
ホームルームが終わって私の席の周りは取り囲まれた
女1 「ねぇねぇ!どこの高校から来たの?」
あなた 「…し、私立白百合女子高等学校」
女2 「えー!めっちゃお嬢様がっこうじゃん!やば!」
女2 「女子校で彼氏できるの?」
あなた 「……」
男1 「ねぇ、なんでそんな下向いてんのー?」
あなた 「…:(´◦ω◦`):プルプル」
男2 「めっちゃ無視すんじゃん笑 感じ悪くね?」
女3 「それなー笑 もう行こ」
あぁ、やっぱりダメだ…
私の高校生活、終わった…
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作者です!
あなたちゃんがお父さん以外に唯一
心を開いてる幼なじみの男の子は?
1、深田くん
2、平塚くん
3、北川くん
忍者は主に高校生組でみんな同学年です…🙇♀️🙇♀️🙇♀️
安心してください!中学生組も出そうと思ってます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。