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2020/07/26

第12話

助けて
拓実side




分かってる。




あなたのことならなんでも




あなたのお母さんはあなたを前に進ませようと必死




もちろん、俺だって『男性恐怖症』を治すことが1番だと思ってる




でも、知られたくない




あなたの魅力を




これまでずっと俺しか知らなかったあなたの全てを




それに、あなたに無理して欲しくない




あの事件があってから、あなたは心を病んでいる




あの時に出来た傷は男性だけじゃなく、人全体への信用性を失わせた




日に日にあなたは人との関わりを絶とうとしている




さらに塞ぎ込むなんてあなたにとっていいはずがない




俺はずっと揺れている




あなたのため。自分のため




どうするべきなのか




あなたが自分で『変わりたい!』って言うのを待ってる




そう言ってくれるまで…




俺は傍で支える




あなたはどうしたいんだろう




変わって欲しい、でもあなたを知られたくない




俺、わがままだな




俺が決める事じゃない。あなた次第なのに…







・・・・・・・・・・・・・・・・次の日





あなたside




まさかこんなことになるなんて




廊下を歩いてる時からなんとなく視線は感じてたけど




転校してきたばっかだから珍しい顔だと思われてるだけだと思ってたのに




教室に入るなり、




女子1 「ねぇねぇ、そーんな地味なのに彼氏いるんだね笑」




女子2 「そーんなだっさいのにやるねぇ笑笑」




は?なんの事?




女子3 「しかも、あの拓実くんでしょ?笑 釣り合わないわぁ」




全く予想がつかないから黙ったままでいると




女子1 「ちょっと無視すんなよ!」




左肩を強く押された




もちろん、踏ん張ってなかったから後ろによろける




トンッ




誰かにぶつかった




光輝 「ちょっ、大丈夫?」




右手にスクールバッグ、支えてくれたらしき左手は私の肩に




お礼なんか言えなかった




パニックになって




あなた 「…ぃ、いやァァァァァァ!!」




私はその場にうずくまった




あなた 「っ、はぁはぁはぁ…ヒュー ゴホッ」




光輝 「どうしたの!?」




女子2 「え…う、うちらは悪くないし!」




あなた 「ヒュー ヒュー いや…こ、わいゴホッ た…たく…み…」




光輝 「拓実って、北川!おい!誰か北川呼んで!早く!」




怖い…近くに男の人がいる




無理…克服なんて…




そこで私の意識は途絶えた