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第1話

#1
973
2018/03/16 05:12
貴方side
あるスーパーでの事

玉森)すみません

そう声をかけてきたのはどこかで見た顔

あなた)はい

とりあえず返事はしたものの何も答えない彼、申し訳なさそうに言ったこと、それは

玉森)靴踏んでます

あなた)ごめんなさい!

慌てて謝ると彼の顔が近づいてきて一言

玉森)俺のこと知ってる?

そう聞かれた。知らないはずがないだって‥‥

あなた)大ファンです!

玉森)それはありがとう(笑)

我に返った私、目の間にあの玉森裕太が居るのだからそれは‥‥

あなた)ほんとごめんなさい!玉森さんの靴
    を踏んでしまうなんてほんとにごめ
    んなさい!汚れちゃいましたよね?
    弁償するので!

玉森)そんな(笑)弁償はいいよ(笑)

あなた)でも‥‥ほんとに申し訳無いです。

玉森)そんなに言うならさ、俺の家にご飯作
  りに来てよ!

あなた)もっとできません‼ファンである私
    が玉森さんのお家に上がるなんて
    もってのほかです!他の方に申し訳
    無いです!

玉森)ね、名前聞いていい?

あなた)あ、あなたと申します。

玉森)あなたちゃんね!じゃあ、パスタ作
  って!俺麺選んでくるから!

あなた)はい‥‥ってえ!?

そこには玉森さんの姿は見えず、麺のところに行くとパッケージとにらめっこ中の玉森さん。すっかり子供の顔に戻った玉森さんを見て今日だけならいいと思って

あなた)決まりました?

そう声をかけ、私は材料を選びに行こうとすると

玉森)俺カルボナーラがいい!

あなた)わかりました(笑)

それからお互いに必要なものを買い、玉森さんの車の後部座席に押し込められてはや10分
かなり大きいマンションに到着。さすがといわんばかりのセキュリティも解除して、お部屋に入る

玉森)キッチンにあるの適当に使っていいか
  ら!俺風呂入るから来ないでね(笑)

あなた)わかりました。行きませよ(笑)

そう言い残すとお風呂場に消える玉森さん。
恋愛経験なんてほとんどないに等しい私が男の人の部屋にいるという緊張感、しかもジャニーズの玉森裕太の部屋にいるという緊張でビクビクの私。とりあえずパスタを作ろうとキッチンヘ‥‥

ー30分後ー
玉森)出来たー?

そこにはお風呂から上がったであろう色気駄々漏れの玉森さん。私には見てられず目をそらし、

あなた)お口に合うか分かりませんが‥‥

一人分のカルボナーラを

玉森)あなたちゃんは?せっかくなんだし
  一緒に食べようよ!

あなた)いいんですか?

少し多めに作ってあって一緒に食べれるという少し嬉しいと思うけどすごい複雑なのもお構いなしに

玉森)いいよ!気にする事ないし(笑)

あなた)では失礼します。

それからお互いの事を話したり、キスマイの話をしたりすごく楽しかった 気がつけば深夜1時でそこにはお酒が入って幸せそうな玉森さんの姿が お片付けをして帰るだけになった私

玉森)あなた帰るの?

あなた)はい

玉森)明日休みでしょ?日曜日だし

あなた)まぁそうですけど‥

玉森)泊まってけば?俺は明日午後から仕事
  だし

あなた)そ、それは‥

軽くパニックな私をうらはらに玉森さんは

玉森)いいじゃん!泊まって!

あなた)でも着替えも何も持ってないですし

玉森)俺が貸してあげる!じゃあ決まりね!お
  風呂温めて来るから待っててね!

玉森さんのペースに乗っかりぱなしの恋愛未経験の私 それから無事にお風呂も済ませてあとは寝るだけの私に最大の試練が‥‥

玉森)一緒にベッドでいいよね?

あなた)それは流石に‥

玉森)面倒くさいしいいじゃん!決まり!

っていう流れで今は玉森さんと布団の中‥お互いになんともいえない雰囲気に そんな雰囲気を破ったのは

玉森)あのさ

その一言だった

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