第3話

02話
121
2026/06/03 12:33 更新

昼休み
あなた
ちょっとトイレ行ってくるー
ex
んー
トイレに行くためエクスと一旦離れた














トイレから帰ってきた時

エクスのまわりにクラスの女子がいた

3から4人ほど。




楽しそうに話している
MOB
エクスくんって、休みの日何してるの?
ex
ゲームかな
あとはずっと寝てる笑
MOB
お出かけとかしないの?
ex
たまにするけどあんま多くはないかなー
MOB
えー
じゃあ今度うちらと遊びに行こうよ!
ex
うんいいよ

遠くからだったのもあり、
はっきりと会話が聞こえなかった


けど

わかるのは


みんなに優しく自然体ないつものエクス


っていうこと




私は何故だか教室の扉の前で
立ち止まることしか出来なかった
あなた
(…あれ)
なんか

変な感じ







今までだって


エクスが女子と話しているところなんて沢山見てた

なのに

今日は妙に目につく。



1人の女子が笑いながら言う
MOB
エクスくんかっこいいし優しいから絶対モテるよね!?
ex
全然そんなことないって笑


軽く流してる


慣れてる感じが否めなかった





私はその空気を見て

今更気づく
あなた
(……そっか)
エクスって

普通にモテるんだ



背高いし、


顔もかっこいいし、


みんなに優しいし


明るいし、


誰とでも話せるし。



幼馴染すぎて全然意識していなかった


だってエクスは"エクス"だったから。



小さい頃から一緒にいて、くだらないことで笑って

ゲームして、
コンビニ行って
家でゴロゴロし合える存在



だから
"かっこいい男"として見たことはなかった
でも、今
女子たちの中にいるエクスは、
なんか知らない人みたいだった



ex
…!あなたの名前?
ドア付近で固まっていたが、
名前を呼ばれてハッとした
ex
おかえり

エクスは普通に笑う

その笑顔に少しだけ心がざわつく。
あなた
ん、
自分も席に戻る。

エクスはまだ女子たちと話している




こんなに席が近いのに、
あなた
(今のエクス、なんか遠いな)
と感じた



私はなんとなくペンをいじる
あなた
(別にいいじゃん…)
女子と話すくらい普通。
なのになんでか落ちつかない






エクスがふとこっちを見る
ex
あなたの名前?どうした
あなた
なにが、
ex
なんか静かじゃない?
あなた
いつもどうりじゃない?
エクスは少しだけ首を傾げる
でもすぐにさっきの女子に話しかけられて
またそっちを向く。



その瞬間


胸の奥が痛んだ。

気のせいなんかじゃなくて、はっきりと。
あなた
(さっきからおかしい)
上手く言葉にできない
ただ、その光景が私にとって嫌だった
だけど何が理由なのかまだわからない





帰り道、エクスは隣を歩いている

いつも通り。
ex
今日あなたの名前もロレたちとゲームする?
あなた
明日はしないかな
あなた
朝までやるの?
ex
わかんない
あなた
朝までやったら授業中眠くなるよ
ex
それはそう


いつもの距離

だけど昼の光景が頭から離れない。
女子に囲まれて笑ってたエクス。


"男"として見られているエクス





ふと横を見る
ex
…?
ex
何、笑
あなた
なんでもない


……ほんとに今更だ


こんなのもっと前からわかってたはずなのに



さっきからずっと気になってしょうがない。

プリ小説オーディオドラマ