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第1話

初音ミクがきた。
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2022/06/01 11:22
遂にっ…!!
念願の初音さんをお迎えすることができるうっ!!!
マスター
よっし早速ダウンロードしてやんよ!!
俺は今日現在、超浮かれていた。
なんてったって遂に初音ミクを購入し、Googleで検索しながらダウンロードすることができたからである!
俺は浮かれて喜びの舞を踊る。
ミク
ダウンロード完了
プログラムを起動します
聞き覚えのある声が真後ろから聞こえる。



…あれ?ダウンロードってこんな感じなんだっけ。




俺は恐る恐る後ろを振り向く。
ミク
はじめまして。初音ミクです
マスター
ええぇえええええええ!!!!?
マスター
ミクさん!!??
ミク
はい、何か御用ですか?
あ、有り得ない…なんで画面からでてきているんだ…しかも自分で喋っている。
マスター
ミクさんってAI機能あったっけ?
ミク
…普通はAI機能は付属しないのですが…どうやら自我が芽生えたようですね
マスター
そんな他人事みたいに言わなくても…
ミク
さてマスター。自己紹介も済みましたし、作曲しましょうか
マスター
えぇっ!!!??
展開が早すぎる…
脳の処理が追いつかないやつだこれ。
ミク
私をダウンロードしたということは曲を作るということでは無いのでしょうか?
マスター
いっ…いやそれはちょっと早いかな?
ミク
ということはマスターは私をこき使うんですか!?
マスター
いやなんでだよ…
おかしい…想像と100倍違う。
喋り方も特有の機械音声ではなく抑揚があるし…
マスター
もっ、もしかしてだけど…中の人ですか?
ミク
…中の…人?
ミク
私は初音ミクです。中の人なんて存在しないはずですが?
駄目だ…話が通じない。
人間と機械と分かり合うのはまだ先なのか。
マスター
あっ
俺は1つ思いつき、ミクに手を差し伸べる。
ミク
なんですか?
マスター
握手だよ握手
ミクは首を傾げながら握手をする。
ミク
これでいいんですか?
マスター
……
ミク
マスター?
マスター
ほっ…ホログラムじゃない!?触れる!?まじで!?肉体あんのミクさん!!?俺てっきりホログラムかと…
ミク
マスター…
ミクは呆れた顔をする。
マスター
み…ミクさん…
俺はミクの目を見つめる。

その途端、大きな音が鳴った。

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