第4話

初音ミクと掃除。
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2022/06/10 23:45
ミク
今日はマスターが1日中仕事なのでお掃除を頑張ります!
ミク
…といってもそこまで汚くはないですが
呟きながらミクは襖を開ける。
その途端襖から勢いよく物が雪崩のように転がり落ちてくる。
ミク
わっ、これは腕がなりますね〜!
ミクは言葉の通り腕をぐるぐる回す。
ミク
さてと…
ミク
ん?これは…



ー数時間後ー


マスター
ただいまミクさーん!
ミク
おかえりなさいマスター
マスター
玄関まで出迎えてくれるとか優しい…
ミク
はい、少し尋ねたいことがありましてですね
そう言うとミクは見たことのあるような紙を取り出して口を開く。
ミク
これはなんですか?
マスター
なっ…なんでそれを…
なんでそれをミクさんは持っているんだ!!?
それは俺が厨二病真っ盛りの時に書いた歌詞っ!!?


あの時の俺はいつかミクを使って曲を作りたいと思っていたのは覚えているが…そこまでイタイ歌詞だったとはな…
ミク
メロディーを入れてもらえれば歌えますが…歌いますか?
マスター
いや…いいよ…
ミク
そうですか…残念です
ミク
いいと思ったんですけどねぇ…
…余計な物引っ張り出さないでくださいよ。
ミク
あとこれ!
ミク
そつぎょうあるばむ…?高校生のやつみたいなんですけど…マスターはここにいるんですか?
マスター
うわ、懐かしー…
マスター
俺はね、ここにいるよ
そう言って幼い頃の俺の写真に指を指す。
ミク
おおー!幼いマスターですね!
ミク
印象が違いますねぇ…
マスター
人間は歳をとるからね
ミク
…私は歳をとれないんですか?
マスター
機械だし、歳はとらないよ
マスター
でも劣化とかはしちゃうんじゃないかな
ミクは少しの間黙り込む。
ミク
じゃあこのままこの生活を続けたとしてもマスターが先に死んじゃうんですか…
マスター
そうなるっ…けど!今は今の生活を思いっ切り楽しみませんか!!
ミク
マスター…
ミク
うん…そうですねっ!悲しい事はまだずっと先のお話なので今は楽しみます!!
ミクはぴょんぴょん跳ね回る。
ミク
じゃあその為にまず作曲から始めましょうか!
マスター
結局そこですか…
ミク
はい!でなければ何故私を購入したんですか?
ミクは楽しそうにウインクをきめた。

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