棘:、、、いくら?『大丈夫?』
春香:、、、?大丈夫?って言ってくれてるの?
棘:しゃけ!
春香:、、、エヘヘッ、狗巻くんは優しいね!でももう大丈夫だよ、私は先生だからね。会ったことないけど、きっと良い子だったんだろうなぁ。ここにいる子は皆良い子だもん。
棘:しゃけ!
悲しい顔なんて春香先生はしちゃダメ。
春香先生には笑顔が1番似合ってる。
もし悲しかったら、僕が慰めてあげる。
僕もパンダが言ってただけだから、その虎杖ってやつには会ったことないけど、
春香先生は優しいだけなんだもんね。
春香:そうだ!!狗巻くん、ご飯は食べたの?
棘:おかかー。
春香:じゃあツナマヨのおにぎりあげる!狗巻くん、ツナマヨのおにぎり好きだもんね!
棘:しゃけっ!
春香:ふふっ、焦って食べて、むせちゃダメだよ?
棘:しゃけ!、、、ケホケホッ
春香:ほらぁ、言ったばっかなのに〜。ほらほら、大丈夫??ゆっくり息吸ってね?
そう言って僕の背中を撫でる先生。
すごい軽くて、優しくて。
とっても擽ったい。
棘:ツナマヨォ、、
春香:へっ?!////先生を揶揄っちゃいけません!!
棘:おかかぁ〜
春香:もう、狗巻くん!!!
本当にこの人、僕より年上なのかな。
いや、別に貶してるわけじゃなくて、
ちょっと幼いなぁと思っただけ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。