希空side
棘くんは優しい。
だから、私がこんなことしたら絶対に追いかけてきてくれるでしょ?
希空:うっ、うぅっ、、ポロッ
真希:希空?!
希空:棘くん、酷いっ、、酷いよぉ、、ポロッ
パンダ:あー、棘が女子泣かせたー。春香先生、泣かしちゃダメだって言ってたのにー行けないんだ〜。
棘:明太子?!「僕のせい?!」
春香:よし、じゃあ次は、、ってあれ?!希空ちゃん?!
久坂部:希空、、、?あぁ、最近準一級術師になった、、
春香:そうそう、希空ちゃん、、なんで泣いて、、それも1人で、、私、追いかけるからっ!哲くん、ごめんだけど、戻れそうにないっ!今日はありがとう、また今度ーっ!
久坂部:え、え?!
パンダ:あ、春香先生気付いたんだな。俺たちには気付いてないみたいだけど。
棘:しゃけ、、
真希:棘も追いかけんのか?
棘:、、、おかか。
来てくれてるよね、、?
うん、大丈夫。
ちゃんと後ろから走ってる足音が聞こえる。
きっと棘くんだ。
棘くん、私のこと、追いかけて来てくれてるんだ。
うれし、、、、、、?
希空:なん、で、、
春香:希空ちゃーんっ!!
希空:先生、、
春香:はぁ、はぁ、はぁ、、、の、希空ちゃんどうしたの?泣いて、、、何かあった?
、、、はぁ、最悪。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!