五条:はい、じゃ、行ってら〜!!
悟に送られ、高専の門を出る。
春香先生は相変わらずしょぼくれていて、何かをブツブツ言っている。
『どうしようどうしよう。この子たちに幻滅されたら、私もう立ち直れない。なんて思われながら私は戦わなくちゃいけないんだろう。呪術師だから呪霊と戦うのは仕方ないけど、人に見られながらするなんてっ!!しかも生徒、、自分の先生がこんなに弱いって知ったら、皆元気無くしちゃうよね、、ホント、どうしよう、、』
棘:ふふっ、、
真希・パンダ:、、、??
あ、ヤベ。
つい笑っちゃった。
そんなの心配しなくて良いのに。
もし危なくなったら、僕が助け、、
春香:大丈夫だからね!!私が、きっと倒して見せるから!!恥ずかしいとこ、見せちゃうかもだけど、絶対に真希ちゃんたちには危害を加えさせないようにだけは頑張るから!!絶対に怪我なんて、させないからね!!もし危なくなったら、先生に言うんだよ!!絶対ね!!
真希:ふっ、、、分かりました。
パンダ:おぅよ。
棘:?!
プクゥ
僕は、守られるより守りたい派なんですけどー。
僕、先生のこと、守りたい。
守られるくらい弱くないはずだ。
絶対、何かあったら僕が助ける。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。