第6話

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2021/06/12 08:56



「いやぁ、びっくり仰天ですよ」
『絶対なんも思ってないでしょ…』
「いやいや、僕は常にあなたのことを考えてますよ」
『気持ち悪いんでやめてください』
「えー?!最近のJKってこういうの好きなんじゃないのー??」
『ただの偏見ですよ』

〜天国の門〜

「はい、ここが門です」
『(いきなり雑になったなー)』
「先程、最高神様方の裁判は済んだので、この門をくぐってこれから就く仕事を探しましょう」
『え??』
「え??」
『仕事??』
「はい」
「天国と言ってもタダで呑気に暮らせる訳じゃないですよ」
「まぁ、現世と違ってブラック企業なんてありませんけど」

まじか……
働くなんてことひとつも考えてなかった…

『oh......』
『私、働いたことないけど』
「大丈夫!!そこは多分なんとかなります!!」
『多分とか言ってる時点でもう不安』
「はい、まずは部屋を探しましょう!!」
『え、てか働くってことはお金が必要なの??』
「んー……」
「お金というか……」
「まぁ、天国で使える通貨的な??」
「はい、そんな感じです」
『なんでそんなにテキトーなのよ…』
「ゆるーく生きていきましょうよ〜」
『はぁ……』
「ため息つくとムー〇ンが死にますよ!!」
『アンタのせいだわ!!』
「てへぺろ♡」
『きもっ』
「はい、私の心抉られましたー!!みなさぁん!!この人酷いでぇす!!」
『うるせぇ!!』
(仲良いですねww)
『なぜ?!』
『こいつと仲良しなんて無理なんだが?!』
「ふふん」
「はい、それでは気を取り直してお部屋探しに出発!!」
『私の意見を聞けよ』


なんなんだよまじで

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