第37話

調査
1,014
2022/02/04 10:54



さすがに長居は出来なかったから、天国に戻ってきた

『イルカさんは大丈夫?!』
イルカ「うん!!こっち戻ったら治った!!」

ペンちゃん「インコの視点から見えただけでもざっと300人近くの骨があった……」
ハト「1ヶ月でだいたい9人ぐらいずつ殺してる??」
インコ「なんで……」
ペンちゃん「もっと調べねぇと……」
『リーダーって人を追えば分かるんじゃない??』
ペンちゃん「もちろん追ってる」
ペンちゃん (どっかで見た事ある気が…)
ペンちゃん「……優真…??」
『知ってるの?!』
ペンちゃん (檸檬の友達で居た…??)
ペンちゃん「うんや、聞いた事あった気がしただけだ」
ペンちゃん (そんな現実、まだ見たくない)
ハト「とりあえず仮説を立ててみよう」
インコ「そうだな」
『当時高校生だった4人は殺し屋グループを組んだ』
ペンちゃん「……恐らく、弟がハッキングでもして情報を集めたんだろう」
ハト「弟にもハッキング教えてたのかよ」
ペンちゃん「教えてねぇよ!!」
『天才なんだねぇ』
ペンちゃん「まぁな」
インコ「認めんのかい」
ペンちゃん「褒め言葉として、ね」
ハト「さっき名前が出てたのは」
『えーと』
ペンちゃん「檸檬、絢斗、凌、優真」
ペンちゃん「この4人だ」
インコ「本名なのか??」
ペンちゃん「恐らくね」
ペンちゃん「んで、警察サツの10年前とか8年前の事件記録覗いてみたら」
ペンちゃん「居たよ」
みんな「え??」

バサッ

ペンちゃんがプリントアウトした書類を見せる
ハト「一ノ瀬檸檬……二ノ宮絢斗…」
インコ「三葉凌……」
『あれ??「優真」さんは??』
ペンちゃん「載ってない」
『てことは……』
ペンちゃん「この「優真」が現シシリアン・ディフェンスのリーダーで間違いないと思う」
『ちなみに、その3人は…』
ペンちゃん「死んでるよ」
ハト「仲間討ちか??」
ペンちゃん「偽装されてなければ、火事による焼死」
『3人とも??』

ペラ
なんとなく、書類に目を通す

『一ノ瀬檸檬』
『高校生3年生18歳 
所有していた別荘付近の山火事に巻き込まれ焼死』
ハト「ほんとに山火事なんてあったのか??」
ペンちゃん「俺も思った」
ペンちゃん「でも、マジであったらしい…あまり大事になってないけど」
インコ「……」
インコ「ジー」
ペンちゃん「どした??」
インコ「見ろ」
ペンちゃん「ん??」
インコ「3人とも同じ警察官が書類作成してる」
ペンちゃん「そりゃあ、同時期に死んだならそうなんじゃ……」
インコ「ほら、あそこのさ」
インコ「あれー…えーと」
『カタコンベ??』
インコ「そう!!」
インコ「そこで見た死体たちの事件記録は??」
ペンちゃん「……まだ見てない!!」
ハト「インコにしては珍しく頭が回ってんじゃねぇか」
『それな』
インコ「珍しくってなんだよ…俺に感謝しやがれ」
『ははー!!』
ハト「言う通りにしなくてええがなww」
ペンちゃん「…五橋翔巡査部長」
ペンちゃん「カタコンベで見えた死体たちの事件……全部こいつが担当してる」
『クロ…??』
ペンちゃん「漆黒だろこれは」
ハト「そいつはまだ生きてんの??」
ペンちゃん「たぶん」
インコ「なんで曖昧??」
ペンちゃん「今から調べっから」

ザザッ

ペンちゃん「えー、栃木にいる現世官全員に告ぐ」
ペンちゃん「どうか俺たちに……案内人に協力して欲しい」
ペンちゃん「栃木県警 捜査一課 五橋翔巡査部長の生死を確かめてくれ」
ペンちゃん「分かったらすぐに俺、『ペンギン』に連絡が欲しい」
ペンちゃん「Linkなりなんなりでな」
ペンちゃん「頼んだぞ」

ザザッ

『なんかよう分からんけどかっけぇ』
ハト「役所は色んなことが出来るからねぇ」
インコ「そうそう!!」
インコ「今みたいに、どこかの県とかに絞って連絡を入れたりとか、どの役職でどのぐらいの人数に送るのかとかも調整できる」
『役所ぱねぇ』
ペンちゃん「もっと言って??」
『でもすぐ天狗になるのやめな』
ペンちゃん「ちぇ」
『だけど、凄く頭のキレる人なんだってのはわかった』
ペンちゃん「俺怒ってないんですけど?!」
ハト「そっちのキレるじゃねぇよバカ」
ペンちゃん「はぁー?!今バカって言ったぁ!!」
ペンちゃん「バカって言うやつがバカなんだよバァカ!!」
インコ「お前も言ってんじゃんww」
『どんだけガキなんだよ…』
ペンちゃん「覚えとけ??男はいつまでもガキなんだよ」
『あーね』
ペンちゃん「絶対今めんどくせぇって思ったっしょ?!」
『おん』
ペンちゃん「ガーン!!」

やかましいっつーの

ピンポーン

ペンちゃん「ん??誰だ??」
インコ「俺出るわ」

ガチャ

フクロウ「お、久しいねお前ら」
みんな「ふ、フクロウ?!」






お待たせぇい!!
不定期でごめんご!!
でも、ほぼ1週間ごとに出すから!!ね!!

ペンちゃんの全員に送るのは神業に近いんだってよ
パソコンのスキルが天国でも役立ってるんだね

さぁて、なぜ今頃フクロウさんが来たんでしょうか??
不穏な空気が漂いつつある今、なぜ??
(自分でもよくわかってないあせあせ)

こちらのお話を読むと、より『天国で笑って』の内容が分かるかも!!
ぜひ、読んでみてくださいねん

それでは、また次回お会いしましょ!!
またね〜!!

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