第12話

仕事…
1,880
2021/07/12 21:34


なんか気づいたら朝になってた
疲れすぎて記憶ないのかも…

「あっ、おはようございます!!昨日はよく眠れましたか??」
『は??』
『なんでハトさんいんの?!』
「あなたの身の回りのお世話も私の仕事なので」
『いや、キモイ』
「酷いですよぉぉぉぉ!!」
『え、だってなんで平然と私の部屋いんのよ』
「仕事ですって!!」
『は??』

少しして

『んで、今日は何すんの??』
「仕事探しですね!!」
『えー…』
『やりたいこととかないんだけど』
「そぉですねぇ…現世官とかどうです??」
『現世官??』
「はい」
「死んで間もない哀れな迷える魂を、天国へ導くお仕事です」
「基本は現世で働きます」
『へぇ』
「私の案内人とは違って、現世官は三途の川にいる案内人に迷える魂をお届けするのみですので」
「私よりはラクかと」
『ラクとかあるんだ』
「そりゃもちろん!!」
『他の仕事は??』
「んー…」
「警備隊とか??」
『なぜに』
「警備隊はですね、陸、空、海の3つの治安を守る部隊です」
『自衛隊みたい』
「その通り!!」
「現世の自衛隊にインスピレーションを受けて、作られた部隊だそうです」
「でも、現世との違いが〜!!」
『なによ』
「空の部隊は航空機ではなく、ほうきで空を巡回するんですよ〜!!」
『ほうき?!』
「はい!!魔法使いみたいですよね〜!!」
『魔法使えるの?!』
「あっらぁ純粋♡」
『きもちわる』
「スン」
「えっとですね」
『スルーすんなや』
「ほうきの原動力は主に水素です」
『天国にも水素あるんだ』
「もちろんですよ!!」
「水素ですいすい〜つってね!!」
『はい、次は??』
「ウッ」
「次は…パラ」
「私と同じ、案内人です」
『めんどくさいって言ってたじゃん』
「ですが、1番給料がいい仕事です」
『え、給料いいの??』
『公務員とかじゃないのに??』
「そりゃあ、迷える魂を導きますからね」
「天国に来て1年はその魂の世話をしますし」
「その1年は休みはほとんどないですし」
「あ、でも、1年働いたあとは必ず翌年はまるまる休みなんです」
『1年やって休みなの…??』
「はい!!」
『めちゃくちゃハードじゃん』
「そうなんですよ〜」
「でも、私はこのお仕事が好きでやっているので」
「苦じゃないてすよ!!」
『めっちゃオススメするし』
「是非とも案内人に!!」
『えー…』

案内人ねぇ…



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更新遅れてすみません…
予定がいろいろありまして…
なかなか戻って来れませんでした…
申し訳ございません……!!

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