あなたside
毎日毎日バタバタしてた私はやっと休みが来て、更に有給も使えたから三連休!
喜んでる私を横目に廉が騒ぐ
廉「なあ、ゲーム買って」
あなた「やだ」
どうやら家にいる時間がめちゃめちゃ暇で困ってるみたいなんだけどさ。
スマホでゲームすりゃいいじゃんね!
廉「スマホゲームおもろいのないねん。」
あなた「えー…」
廉「なーあー、お願いや!」
目をつぶって手をパチンと合わせてお願いしてくる廉
…無理なんて言えないじゃんね
あなた「わーかったよ、買うから、ね?」
廉「っしゃぁぁぁぁぁ!!」
あなた「うるさーい」
廉「な、今買いに行こ!」
あなた「え、今なの?!」
廉「え、逆に今じゃないん?!」
朝から騒いで、早く早くと準備を急かされる私
三連休そうそう何やってんだか
よく分からないまま、前に来たショッピングモールにて、ゲームとソフトを買わされた
廉「あー楽しみやな♪」
廉が荷物を持たずにスキップして先に行ってしまうと、私はゲームを抱えて家に帰る
廉「ちょ、マジもう手洗ったから貸してや!」
あなた「まずはありがとうでしょ…」
廉「あれ?言わへんかったっけ?!…ありがとう♡︎」
あなた「いいえ、どういたしまして…」
張り切ってテレビの前に座り込み、設定をパパッと済ませてしまうと、次には
廉「ああぁぁぁぁ!!ちょ、お前ずるいで!ほんま…やっべ!ヤバイヤバイ!」
独り言を呟きながらコントローラーをガチャガチャ操作している廉
ボケーッとそれを眺めて過ごした三連休の初日でした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。