p.m. 7:30
ジミンside
僕はあなたのお葬式にきている
ひつぎに入っているあなたは今すぐにでも
「おはよ!ジミン!」
って起きてきそうなぐらい綺麗な顔で眠っていた
本当に死んじゃったの?
暖かい何かが僕の頬をツゥーっと撫でた
…なんだろうこれ…
とまらない…
なにっ…これっ…
ポタポタ( ; ; )
僕 泣いてるの…?
あなたがいなくなるのってこんなにも辛いんだ…
ごめんな、あなた
p.m. 8:45
僕はあなたが亡くなった事が実感出来ずにボーとしていた
その間にお葬式は終わったみたい…
「あのっ…ジミンさんですか?」
誰かが話しかけてきた
いま、そんな気分じゃないのに
振り返ってみるとそこには女の人がひとり
「いきなりすみません。」
「私、あなたちゃんの看護師してました。」
👩⚕️「山本です」
👩⚕️「これ、あなたちゃんから」
👩⚕️「 " もし私が亡くなったらこれ、ジミンに渡してほしい " と頼まれたものです」
👩⚕️「いきなりすみませんでした。では、」
僕が貰ったのはあなたが書いた日記と
あなたが書いた手紙だった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!