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2020/06/15

第7話

𝐍𝐞𝐰 𝐅𝐫𝐢𝐞𝐧𝐝
「🌙あなたちゃーん!」
「あ、りお!」
学校が終わったらしく、りおはアジトへ顔を出してくれた。
「学校って、楽しい?」
「🌙うん!私、今は高校生なんだけどね?中学3年の最後の方に拾われて、転入出来たんだけど、その時もボムギュと同じ学校だったの!」
ほらー、って卒業後に撮ったらしい写真を私に見せてくれた。
「楽しそう…」
「🌙あなたちゃんも一緒に学校行けたらいいのにね〜。まぁここの7人と住むのも楽しいと思うよ?」
「そうなの?」
「🌙うん!あと、ちゃんと守ってくれるし」
「そういえば、りおも拾われたんだよね?」
「🌙そうそう、その話をしてあげようと思ったんだ」
そこから、りおは自分が拾われた時の話を始めた。


・
「ちょっとりお、どこ行くん?こんな暗い時間に外出るの危ないって毎回いいよるのに」
「🌙大丈夫だって」
日本から来たらしい、広島県という場所の方言を使う人。
私達はソウルに住んでいて、この人は同じ家で住んでいるだけの同居人。まぁかくかくしかじかで一緒に住むことになった。
私より3歳年上で、姉のような存在だった。
私はまぁ良い子ではなかった。
こうやって夜中に外へ出たりする。
「朝までには、帰ってくるんよ。帰って来んかったら怒るけんね?」
「🌙椿オンニはいっつも、心配しすぎなんだって」
「だって妹みたいな存在なのに、心配にならんわけないよ」
「🌙私、椿オンニのその方言好きだよ」
「会話になっとらんわ…」
結局、私はその日を最後に椿お姉ちゃんとは会えなくなった。
「🌙ただいま〜。あれ、椿オンニ?」
家に帰っても、音が全くしなかった。代わりに、荒らされた形跡のある部屋と何かを急いでメモされた紙切れだけが落ちていた。
「🌙なに、これ、」
私はそのメモを片手に家を出て、予想もつかないけどただひたすらに道を歩いた。
「🌙もう無理…」
数日間歩き続けたせいで足は限界、挙げ句の果てには自分のある場所さえ分からないし携帯も持っていない。
「🐹ねぇ、どうしたの?」
「🌙はい…?」
突然上から降ってきた優しい声。
顔を上げれば私に向かって笑顔を振りまいている人がいた。
そして、ナルターエに来た。
マフィアとの契約を、まだ入ったばかりの中学生だという口実を付けて結ばなかった。
だから、ソウルとナルターエとを行き来することが私はできる。
でも、ナルターエは危険な場所だと徐々に分かるようになった。
まず、ナルターエの中では外部との連絡ができる携帯は少ない。
外部から持って入った携帯でないと電話やメールを使うことができない。


2つ目は、ナルターエの恐らく頂点に君臨するBlackSwan。
そこのトップは中国人の姉妹がやっているという。でも、ソクジンさん以外は私達の中でその姉妹を見た人はいない。
そして、半人造人間を大量に作り出している。自我を持っていないから暴走する。ジミンの場合は違ったみたいだけど。


3つ目は、とある麻薬。
スカイブルーで、飴みたいに美味しそうな見た目をしているけど服用すれば心身に異常が出る。主に、脳の中でなんらかの働きをするらしいけど研究が進んでいなくてほとんど情報がない。
BTSのメンバーの中で、昔麻薬や睡眠薬を使っていた人がいるらしい。その人なら詳しいと思うけど。
その薬がBlackSwanの中にあるらしい。
ナルターエは完全なる裏社会の都市であって、外部から来た人は時にマフィアに捕まるか殺されるか、契約するか。
BTSのメンバーも幼い頃からここで育ち、過ごしていて、任務以外で外へ出れたことはないという。
スーパーやパン屋などもあるものの、客はほとんどいないし店員も少ない。
そう考えると、二度とここから出られない人も中にはいるはずだった。

・
「🌙まぁざっくりこんな感じ」
「あの、椿さんは結局見つかったの…?」
「🌙ううん。今も探してるけど、2、3年前の話だから顔も変わってると思うし、どこで働いてるかも知らなかったから探し出すのが難しいんだよね」
私がいたのも広島県だった…
椿さんもBlackSwanに関係あったりするかもしれない。
「🐻おい、りお」
「🌙げ、ボムギュ」
「🐻余計なこと話してないよな?」
「🌙べつにボムギュのボの字も出て来なかったけど。ねぇ?」
「🐻ならいいけど」