第2話

第2話
43
2019/05/11 16:47
???
???
ッ…ハアッ、ハァッ…
???
???
ココ、ハ…?
バタッ。



・・・・・・・・。

主人公side
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
お兄ちゃん!待ってよー!!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
あーっ、早くー!
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
もー!買い物袋ぐらい持ってよねー!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
ごめん…!持つよ!!
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
うん、ありがとー!
はい、これ!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
よいしょ、と。
(お、重っ…)
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
重いでしょー!女の子にこんなに
重いもの持たせるなんて
ダメだよー?彼女さんに
やったりしたら、絶対フラれちゃう!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
(心の声聞こえてんのかよw)
そうかもね…まあ僕には
彼女とかいないから…
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
(そうなんだ…良かった( ´ ω ` ))
そっか、じゃあ私が彼女に
なってあげよっか?なんて。
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
へ!?深音が…!?
なんでだよー笑
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
なんでって…
(お兄ちゃんが好きだから、だよ…)
彼女のいないお兄ちゃんが
可哀想だから…
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
深音はそういう心配しなくていーの!
僕のことは僕が決めるんだから…
ほら、早く帰ろ!
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
うん…
・・・・・・。
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
…あれ?人が、倒れてる…!?
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
ほんとだ…!助けなきゃ!!
???
???
…………………
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
大丈夫ですか!大丈夫ですか!!
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
聞こえますかー??
???
???
……!
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
あっ!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
あの…?
???
???
アナタタチハ…
ワタシノ、ゴ主人様デスカ?
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
へ…?
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
ふぁ…?
???
???
ワタシノ名ハ…ワカラナイ…
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
もしかしてあなた、ロボット?
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
こんなに人間に似たロボットいる!?
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
でも…口調とか話し方が
ロボットじゃん!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
まあそうかもだけど…
???
???
ソウ、ワタシ、ロボット。
デモ、名前、ワカラナイ。
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
よく見ると服とかボロボロ。
何か事故にでも遭って
記憶無くしちゃったとか?
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
ありうるかもね…
???
???
事故、デスカ?
確カニ、博士ノ研究室デ
爆発事故ガ起キタハズデス。
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
事故があったことは覚えてるんだ…!
じゃあきっと記憶を失った
原因はそれだね。
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
じゃ、その事故があってから、
一心不乱にここまで走ってきて、
そのまま疲れきって
倒れちゃったってことだね。
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
そうだねー!にしてもとにかく
手当しなきゃだけど…ロボットの
手当の仕方なんてわかんないし…
???
???
ハカセ、死ンダ。
爆発ニ巻キ込マレテ死ンダ。
ワタシ、悲シイ。生キテイル
価値ナイ。
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
そんな事言わないで!!!
生きている価値のない人
なんていないんだから!!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
生きている価値がない人はこの世
には生まれてこないよ。この世に
いる人は皆、生きる価値があって
生まれてきているんだ。それを
見つけるために人は生きているんだと
僕は思ってる。きっと君を作って
くれた博士も、君が必要で
作ったんだと思う。 そうじゃなきゃ
作るわけないよ。
???
???
ソウ、デスネ。
私ガ間違ッテイタヨウデス。
大切ナコトを教エテ
クレテアリガトウ。
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
うふふ♪
(やっぱりお兄ちゃん
カッコイイなぁ…)
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
で…どうしよう?
放っておく訳にも行かないし…
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
でも私たちの家に連れて帰る訳にも…
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
今日ぐらい泊めてあげても
いいんじゃないかな?友達って
言えばなんとかなるんじゃ…?
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
でもそれじゃあ、後々困ると思うよ?
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
なんで?
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
だって、友達って言ったら一日
だけしか泊めてあげられなくなる。
まだこの子をどうするか、
他の案を思いつけてないし…
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
確かに…そっか…
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
正直に全部話した方がいいのかな…
でももし母さんがダメって言ったら…
影井 深音(カゲイミオ)
影井 深音(カゲイミオ)
お母さんに限ってダメなんて
言うわけないよ!それに、
もう夕方だし、もしダメでも
今日くらいは泊めてくれるはずだよ!
影井 蓮(カゲイレン)
影井 蓮(カゲイレン)
そうだね。じゃあ取り敢えず
お家に行こっか。
???
???
了解イタシマシタ。

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