第5話

〜4日目〜
69
2018/03/24 14:43
貴)はぁ...

結局、あの後悠太さんの事を
考えていたら眠れなくなってしまった

貴)今日も仕事なのにな〜

悠)どうしたの?

貴)わ、悠太さんおはよ

悠)おはよ!それで、
眠そうだけど大丈夫?

貴)あ〜大丈夫!

悠)そう?あ、今日も仕事?

貴)午前中だけね

悠)じゃあ今日仕事から帰ってきたら
一緒お散歩しない?

貴)お散歩?いいけど
どうしたの?

悠)ほら、ここら辺桜が
綺麗に咲いてるでしょ?
だからお散歩したいなってダメかな?

貴)いいね!お散歩しよっか!

悠)よし!じゃあ待ってるね

貴)うん!待ってて

それから、午前中の仕事を終えて
家に帰る途中

貴)ん〜疲れた
あ、でもそうでもないか

口癖になってるのかも(笑)
てか、この後悠太さんとお散歩

貴)楽しみだな...♪

やっぱり好きな人とお散歩って
嬉しくてにやけてしまう、

ドンッ

貴)キャッ、

『わ、ごめんなさい!
余所見してて大丈夫ですか?』

貴)大丈夫です!私も前見てなかったので
すみません、お怪我はないですか?

『僕は大丈夫です、ホントすみません』

貴)大丈夫ですよ!

『それじゃあ、失礼します』

貴)はい

浮かれ過ぎたみたい
人にぶつかってしまうなんて、
私らしくない(笑)

貴)さ、早く帰ろ!

そして、家に着き少し着替え
悠太さんとお散歩を始めた

悠)ぽかぽかしてるね〜

貴)だね〜!

悠)やっぱり春はいいね
綺麗な花がいっぱい咲いてて
キラキラしてる

貴)私もそう思う!

悠)そうだ、お昼どうする?
お腹空かない?

貴)お腹空いた!どこか
お店入る?

悠)そうしよっか、どこがいいかな

貴)パスタ食べたいな
悠太さんは?何かある?

悠)パスタいいね!
カルボナーラ食べたい

貴)私はミートスパゲッティにしよ
よし!パスタ屋さん行こ!

悠)お〜!そうしよう!

なんか、緩いな(笑)
この時間が続けばいいのに...

それから、パスタ屋さんに入り
注文をしてパスタが届いた

貴)わぁ!美味しそう!

悠)スパゲッティもいいね!

貴)カルボナーラも美味しそう!

悠)食べる?

貴)うん!私のもいる?

悠)食べる!

貴)んん〜!美味しい!

悠)これも美味しい!

それから雑談をしながらお昼を食べて
またお散歩を始めた

悠)川沿いも綺麗だね

貴)確かに!水がキラキラしてる

その時、ふわっと風が吹き
桜の花びらが空に舞った

貴)わぁ...綺麗、

悠)あなたちゃん、桜が似合うね

貴)そう?ありがとう!
私ね桜が1番好きなの

悠)そうなんだ!いいね

幸せな空気が私達を包み込んでいた
そんな時、

『あれ?さっきの』

貴)へ、?あ、さっきの!

『さっきはホントにすみません(笑)』

貴)大丈夫ですよ!

悠)知り合い?

貴)知り合いっていうか
さっき帰る途中にぶつかっちゃってさ

悠)そうだったの?大丈夫?

貴)うん!

『彼氏さんですか?』

貴)え!ち、違いますよ、!

悠)居候です(笑)

『そうですか...って深瀬!?』

貴)え?悠)え?

『お前どこ行ってたんだよ!!』

悠)え、えと、貴方は
俺の事知ってるんですか?

『何言ってんだよ!ふざけてんの?』

貴)あの、!深瀬?さんの知り合いですか?

『知り合い、友達だけど』

貴)ホントですか!?

『な、なに?』

貴)彼、今記憶喪失なんです、

『は、?』

それから私は悠太さんの事を説明した

『そんな事が、さっきはいきなり
怒鳴って悪かったな、』

悠)大丈夫です、

貴)えと、お名前聞いてもいいですか?

『高杉陸斗です』

貴)高杉さん、よかった
友人に会えて

陸)えと、お名前は、

貴)あ、山岡あなたです!

陸)山岡さん、深瀬の事
ありがとうございます
ずっと心配してたんですよ

貴)私はなにも、(笑)

陸)なぁ、深瀬何も覚えてねぇの?

悠)すみません、

陸)まぁしょうがねぇな
えと、今家って山岡さんの所ですか?

貴)家とかも覚えてないみたいで
今は私の家に、

陸)俺は深瀬の家は知ってるけど
記憶もない状態で1人だと
不安だよな?

悠)まぁ、はい...

陸)それに、さっき昨日倒れたって
聞くとまたなんかあった時不安だよな、
あの、もしよかったら深瀬の
記憶が戻るまで山岡さんの家に
いさせてもらっても、

貴)大丈夫ですよ!

陸)よかった、じゃあ一応
連絡先交換しても

貴)あ、そうですね
何かあったら連絡します

陸)ありがとうございます!

それから高杉さんと連絡先を交換して
解散し私達は買い物をして家に帰った
その後はいつも通り

貴)友達に会えてよかったね!

悠)うん、まぁね

貴)ん、?

悠太さんはあまり嬉しそうじゃない?
あまり浮かない顔をしてる

貴)今日はとりあえず寝よっか

悠)そうだね、

貴)おやすみ!

悠)おやすみ、

それから、各自部屋に入り
私が布団に入ってそろそろ眠りに落ちる!
って頃...

ガチャッ

悠)あなたちゃん、?
起きてる?

貴)んん、?悠太さんどうしたの?

悠)一緒に寝てもいいかな

貴)い、いいけど...(照)

わ、何赤くなってんの!

布団に悠太さんが入ってきた

貴)どうしたの?

悠)なんか、今日高杉さんと
話してるあなたちゃん見るの嫌だった

貴)へ、(照)

悠)居候のくせにこんな事
言うの変だけど
嫌だった

貴)ヤキ、モチ、?

悠)そうかも、俺あなたちゃんが
好きなのかも

貴)へ、悠太さん、?

悠)ねぇ、好き付き合って?

布団の中で2人向き合う
それなりにおっきくても2人で
入ると結構近い

私は、気持ちに素直になっていいのかな

悠)あなたちゃん?

貴)な、なに、?

悠)あなたちゃんは
俺の事、嫌い?

嫌いなわけない、嫌いどころか好き

貴)私も、好き...

悠)じゃあ付き合ってくれる?

貴)コクンッ

悠)やった、あなたは俺のだね

貴)うん(照)

記憶喪失が戻るまで
その少しの間だけでいい、だから
今は悠太さんを独り占めさせて...

悠)好きだよ

貴)私も、だよ...

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