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第10話

〜END〜
47
2018/03/29 15:09
『あの、』

貴)はい!

ぼ〜ってしてたのかも
ちゃんとその人の声聞いてなくて
珍しいお客さんだと思ってて、

だから...

貴)え...

私の待ってたあの人だなんて
思わなかったの、

『あなたちゃん、待たせてごめんね』

貴)うそ、だって...
私の事なんて、覚えてないはずなのに、

『うん、最初は忘れてたんだ...
でもね、ちゃんと思い出したよ』

貴)ホント、?

『俺ね、ホントの名前は
“ 深瀬 廉 ”って言うんだ((ニコッ』

貴)廉、さん...

深瀬廉、なんか廉さんって感じがする、

廉)ねぇ、どうして
連絡先も写真も消しちゃったの?
そしたら、もっと早く思い出せた
かもしれないのに

貴)だって、知らない人の
連絡先とか写真があったら
戸惑うでしょ、?

廉さんが戸惑うくらいなら
忘れてしまった方がいいと思ったの、

廉)でも、俺は思い出した
もう俺の事は好きじゃない?

貴)そんな事ない!
廉さんに忘れられてからずっと寂しかった、
出会ってから全然たってないのに
こんなに好きになっちゃって
初めてこんなに人を好きになれたんだもん
そんな簡単に忘れられないよ、

廉)ホント?

貴)うん!

廉)じゃあ、また俺と付き合って下さい!

あぁ、神様...私はとても幸せ者です
1度は離れ離れになってしまったのに
またこうして好きな彼に
告白をされるなんて、

貴)お願いします!

廉)今度は忘れない、絶対に離れないからね

貴)うん、廉さん大好き!

廉)俺も好きだよあなた

琶)あの〜、甘い雰囲気の中
ごめんなさい?

貴)あ、わ、琶奏ちゃん!

廉)ん?知り合い?

貴)同じ巫女さんの琶奏ちゃん!

琶)鈴村琶奏です

廉)あ、深瀬廉です

貴)ご、ごめんね?琶奏ちゃん、

琶)事情はなんとなく
察したから大丈夫よ(笑)

貴)すごい!(笑)

琶)今日はあがっていいわよ?
人も来ないし
今日そもそも早番でしょ?

貴)え、いいの?

琶)せっかく帰ってきたんだもん
好きなだけ一緒にいな?

貴)ありがとう!!

それから、私達は私の!家に帰った

ガチャッ

貴)ただいま〜、

廉)お疲れ様

ギュッ

貴)れ、廉さん!(照)

廉)ず〜っとこうしたかった!

貴)わ、私もだよ?(照)

廉)ふふ、とりあえず
リビング行こっか

貴)うん!

ーリビングー

貴)廉さんとこうやって
またいれて嬉しい

廉)俺もだよ?あなたの事
思い出しても仕事場がわからなくてさ
家の周りうろうろしてると
捕まっちゃうし(笑)

貴)あ、そっか廉さんと会った時
私、私服だったもんね

廉)そうそう、まさか
巫女さんだなんて思わなかったよ笑

貴)そうだよね(笑)

廉)俺ら意外と何も知らないからな

貴)そうだね、

廉)でも、この先長いんだし
これからいっぱい話せばいいだろ?

貴)そうだね!

貴)ん?待って、それって

廉)まだ指輪は買えないけど
いずれちゃんと指輪買って
あなたにプロポーズするから

貴)廉さん...

廉)それまで、ついてきてくれる?

貴)うん!(泣)

廉)ふふ、泣かないでよ(笑)

貴)だって〜!(泣)

廉)ここの方が居心地いいな〜

貴)そうなの、?

廉)うん、あなたがいるからかも
まぁ、一人暮らしなのに部屋数あるし
広いからかもな(笑)
お布団もあるし一緒に住んじゃう?

貴)うん!!

廉)じゃあ明日は引っ越しだな〜

貴)だね〜!

私が出会った運命の人
記憶喪失だった彼でした

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