次の日 。
私は朝から張り切っていた 。
『あ 、かあさん 、今日夜お祭り行ってくるね 。』
母「え ?! 誰と ?!」
『ええー 、それは … 内緒 …』
母「ははあーん 。じんくんね 。」
『は ?! ち 、違うし !!』
母「たくさん楽しんでらっしゃい !!」
そう言うと 、かあさんは私の背中をばん !!と叩いた
『べ 、別にそういうんじゃないから /////』
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浴衣に着替えて 、髪型もいつもよりかわいくして 、髪飾りをして 。
それに ,
昨日のイヤリングもして __ .
私は待ち合わせ時間より少し早く出て 、
じんくんを待っていた 。
お祭りには人がいっぱいいて 、
じんくんを待ってる間もいろんな人にぶつかった 。
そのたび 、すいません 。と謝る私 。
『はあ … まだかな ??』
??「ねえ ,これ 。」
『えっ ??』
私の後ろの方から声が聞こえた 。
振り返ると 、知らない男の人だった 。
身長は普通くらいで 、結構かっこいい人 。
??「これ 、落とさなかった ??」
その男の人の手には私が昨日 、じんくんに買ってもらったイヤリングがあった 。
『えっ 、これどうして …』
??「足元に落ちてた 。」
『あっ 、さっきから人とぶつかってるからか …』
多分 ,さっきからいろんな人とぶつかってるとき落ちたのだろう 。
『ありがとうございます …』
??「じゃ 。」
私がお礼を言ってすぐ 、その人はどっかに行った 。
『かっこいい人だったなあ …』
じん「だれのことー ??」
『わっ 、じんくん !!』
私の後ろからひょこっと顔を出すじんくん 。
聞かれてた … ??
じん「ごめんね 、待たせちゃった ??」
『あ 、いや全然 … !!』
じん「行こっか 、はぐれないでね ??」
『はぐれませんー 、!!笑』
じん「何食べたい ??」
『んー 、かき氷 !!』
じん「おお 、じゃあかき氷食べよっか !!」
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テオ side .
ベッドの上で特にすることもなく寝っ転がっていたときに 、光輝からLINEが来た 。
テオ「お祭りかあ …
今年こそ彼女と行きたかったなあ …」
なんて 、呟く俺 。
そして 、不意に思い出すあなたの笑った顔 。
こんな想い 、届くわけねえか 。
俺は 、お祭りの準備をして家を出た 。
テオ「私服でいっか 。」
男同士で遊ぶんだし 。
少し歩くと 、お祭りで賑わっていた 。
光輝「お 、テオ !! おせえーよ !!笑」
テオ「ごめん 、ごめん 。笑」
ちょっとして 、ほかのみんなも来て 、お祭りに行った 。
昨日のことは忘れよう 。
一旦 、頭の中からあなたのことなくさないと 。
俺は 、男友達とばかみたいに遊んだ 。
いつも通り __ .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!