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第9話

記憶の片隅に(M.Y)


トントン


はい
希空
希空
良くん体調どう?
正門良規
正門良規
また来てくれたんや
ありがとう。
正門良規
正門良規
体調はまぁまぁやな
希空
希空
そっか。


彼は正門良規くん
私の彼氏でもある



だけど……



数ヶ月前

接触事故の影響で彼の脳の1部から
私が忘れ去られた。



言わゆる記憶喪失ってやつ



彼は全く私との思い出は覚えてない。


最初は良くんが
ふざけてるのかとも思った。


でも、それはすぐに現実だと知らされる



彼の口からは
『ごめんなさい。誰か分からなくって……』



あの日の言葉は今も忘れられない。



希空
希空
病院退屈やろ?
正門良規
正門良規
うーんまぁまぁやな。
希空
希空
まぁまぁって。
正門良規
正門良規
はよ、仕事せなあかんしな。
希空
希空
そーやね……。


仕事の事はちゃんと覚えてるらしい
アイドルという職業柄なのか
誰にでもニコニコする彼


今までは、自分に向けられていた
笑顔ですらも他の人と変わらない



正門良規
正門良規
どーしたん?
希空
希空
ううん。なんもないよ。


ニコッと無理やり笑って誤魔化す

今までの良くんならそんなの簡単に
苦笑いしたらあかんって
言ってくれとったのに


今じゃ『そっか』で終わり。




………………………………



短編じゃなく中編になるかもです😭


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桃菜 凛🍑🔔
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