ついに学園祭当日になった。

そして、

嬉しいことにうちの学園祭は浴衣ＯＫらしい。

みんなと浴衣着て一緒に回ろうとは言ったものの､､

この前思い切って買った薄いピンクの花柄の浴衣を

自分の体に当ててみるが、やっぱり不安に

なってしまう。

､､､でも､､､みんなと約束したしな､､､

着て､､､みるか､､､。

試着は一応したし、お店の店員さんからも

似合ってるって言われたし､､､！

うん!!大丈夫!!大丈夫な､､､はず､､､

着てみよう､､､と思い浴衣の袖に手を掛けた。

浴衣を着終わると、ちょうど誰かが来た

少しドキッとしてしまった。

､､､あれ？そう言えば､､､

そっか､､､

ま、まぁ仕方ないよな､､､

落ち込んでいると「ひょこっ」っと

莉犬くんとるぅとくんが顔を出した

マジかぁ､､､

もしかして､､､みんな､､､一緒に回ったり､､､

浴衣着たり､､､できない､､､なんてことはないよね!?

さ、さすがにないよな､､､？

名前を呼ばれ、ビクッとしているとパタパタと

ころんくんとさとみくんが近ずいて来た

ちょっと嬉しかった。

さとみくんと2人でかぁ､､､!!

あ、やばいニヤけてきた。

私はとっさに顔を隠した

「可愛いよ」 「可愛いよ」 「可愛いよ…

ああっ!!やばい､､､。頭の中でループしてる､､､

にやけちゃだめ､､､。だめ､､､

べ、別の話題に､､､

2人で盛り上がっていると影の方から

そろー､､､と、ジェルくんが顔を出した

ジェルくんはなーくんに引きずられながら

家を出て行った。

ジェルくん､､､(´・ω・｀)

そして、家には私とさとみくんの2人だけ残った

2人だけか､､､  

少し残念な想いも半分、

2人の方がむしろよかったと思っている自分がいる

ん～､､､

あ､､､そういえばうちの文化祭の名物花火大会､､､

さとみくん､､､誰かと見るのかな､､､

誘いたいけど､､､

うーん､､､と私が唸っていると

肩をぽん、と叩かれた

振り返った瞬間ムニ、と私のほっぺたにさとみくん

の指が当たった。

笑いながらもムニムニ私のほっぺをつつく。

さとみくんは「びよーん」と言いながら私の

ほっぺたを伸ばしたりしている。

なんかちっちゃい子供みたいww

2人きりということに少しドキドキしながら

私達は家を出た。

最初はどこに行こっかなー！！