─── 教室
あなた「ねぇ、ありえないよね?アイツ本当になんなの!?」
私はジアにミンギュの愚痴を吐いた。
ジア「はぁ、、、うるさい。」
あなた「ジアが冷たいよォㅠㅠ」
ジア「そんな人に12年も片想いしてるのは誰??」
あなた「うぅ」
痛いところを突いてくるジア。
昔はいじめられっ子だったミンギュ。
そんなミンギュを庇ったことが物語の始まりだった。
イジメっ子A「お前の親、金持ちなんだよな?」
ミンギュのお父さんは不動産会社の社長だった。それを聞いた子達がミンギュにお金を求めるようになった。
今のように強くないミンギュは蹲って一方的に蹴ったり、殴られたりしていた。
見るに見かねた私はいじめの現場に突っ込んで行った。
あなた「なにやってんの??そんなことして恥ずかしいと思わないの?」
イジメっ子B「は?お前には関係ないだろ?」
あなた「関係ないから何?こんな現場見て見ぬふりなんて出来るわけないじゃないッ!!!」
イジメっ子D「コイツだる、帰ろうぜ。」
そう言うと、あっさりと去っていったイジメっ子達。
あなた「もう、もっと反抗しなさいよ!やられっぱなしじゃアイツらが調子に乗るだけだわ!」
ミンギュ「……ありがとう!」
その日から私とミンギュは守る人と守られる人そんな関係だった。
いつの間にか立場が逆になっているとも気づかずに。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。