私が、羞恥心と怒りを募らせていると。
ふと気が付くと、私の前までの人はすっかりいなく、番が回ってきたようだ。
ガチャ
いきなり社長!?
あの重厚感溢れるスーツは、社長だよね、、、
とりあえず、真面目そうに見えるよう演技をしておく←
面接官の人は、私の服装に眉を寄せたものの、そこには触れず話しかけてきた。
ぐっ、、、やっぱり来たか。
私の年齢は18だけど、普通の会社で未成年が働くのは良いものか。
明らかに困惑した様子の、面接官。
そしてその隣で、押し黙る社長。
するといきなり、社長が勢いよく立ち上がった。
へ?
え、だってこの人……
嫌な予感しかしない。
TPOも無茶苦茶だ。
無理難題すぎる。
社長は楽しんでるように見える。
ふざけないで……。
韓国No.1のスタイリストを、舐めてもらっちゃ困ります。
next
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!