私は挨拶をした。
するとすぐ返信が来た。
🐰"あの、あなたさんって同い年ですよね?"
…あ、そっか、1997年生まれ…。
🍊"はい、そうです"
🐰"じゃあ、敬語無くていいですよね?"
🍊"あー…はい。"
本当は仕事仲間という関係。
ただ、ぐく君は違う気がした。
🐰"わーい!やった!"
🍊"明日も仕事なんですから早く寝てくださいね"
🐰"まねーじゃーひょんみたいな事言わないでよー"
なんて話して、終わった。
🐰side
🍊"あー…はい。"
🐰 …え!?
敬語無くていいですよねって送ったのは自分だけど、嬉しい
俺は自室のベッドで飛び跳ねる。
嬉し過ぎて。
え、え、マジなんだよね?
いくら画面見ても、"はい"と書いていた。
🐰 やった~…
一歩前進だ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!