7月の蒸し暑いある日。
ついにこの病室ともおさらばになる日が来た。
ジン先生いわく、週の半分くらいはリハビリに通わなきゃいけないらしい。
ただ、病院では看護師さん、家ではグク、学校ではテヒョンくんとジミンくんが
長い間付きっきりで車いすを押してくれるらしい。
そのために、わざわざ車いすの講座にまで行ってくれて…
本当に私…愛されてて良かった…
そして何より、
アッパとオンマが海外から帰ってきてくれて、引越しまで済ませてくれたという。
こんな尽くされてしまって…いいのだろうか…
今日は、皆にせめてものお礼をしようと思う。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!