目黒side
楽屋にいる時の事だった。
いつも通り、俺は台本読んで、康二とかラウールと話してた。
阿部くんは佐久間くんのところにいる。
いつもと変わらない 。
と、思っていた。
深澤「てかさ、阿部ちゃんの彼女に会いたいんだけど会わせてよ」
向井「確かに会ったことないな」
佐久間「会いたい!会いたい!」
ラウ「いつ帰ってくるのー?彼女さん」
いつもの阿部くんなら
「会えないよ、絶対会わせない」とか言うんだけど
今日は違った。
阿部「いいよ。」
佐久間「えっ?!」
岩本「今、いいって言った」
阿部「言ったよ」
阿部くんは立ち上がって、 俺の方に近づいてきた。
『えっ……』
阿部「ついに言える日がきた。」
その瞬間、阿部くんが俺にKissをしてきた。
阿部「俺の彼女……めめだから 」
宮舘「まじ」
渡辺「そうなんだ」
向井「でも、めめには彼女が」
阿部「俺が演じてた。ずっと隠してて申し訳なかった。本当にごめん」
ラウ「びっくりはしてるけど、おめでとう」
阿部くんが俺をみた。
阿部「苦しい思いさせてごめんね。やっと言えた」
『阿部くんは……よかったの』
阿部「いいの。言えてよかった」
『阿部くんは俺の恋人なので、』
その時、体揺らされた。
阿部「目黒……目黒ねぇめめ!」
楽屋にいた。
阿部「もう、メンバー行っちゃったよ。早くしないと」
『えっ……阿部くん、メンバーの前で俺にキスした?』
阿部「してないよ。大丈夫?疲れてる?」
『ごめん、大丈夫』
阿部「先行ってるよ。早くしてね」
楽屋に1人になった。
なんだ……夢だったんだ。
いつか、この夢を現実にできる日が来るのかな……
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。