第2話

マフラー
20,433
2020/12/07 12:54



阿部side








歩き始めて少し経つ。









外は寒くて息をはくと白い。









目黒「阿部くん寒いですか?」











『ちょっとだけね……』











そういうと目黒はつけていたマフラーを俺に巻いた。










『目黒寒いでしょ。俺大丈夫だから』









返そうと思ったら










目黒「大丈夫です。俺寒くないので付けてください」










目黒は俺よりうすぎなのに……










『先輩だからって気にしないでほら』










目黒「じゃあ後輩からのお願いです。つけてください」










『ありがとう。』










目黒は歩き始めた。









そんな目黒をかけはしで追いかける。









追いついたと思ったから







目黒「阿部くん行きますよ。」










走り始めた。俺はその人姿を見て









自然的に体が動いた。







『目黒。まって~』









目黒「阿部くん行きますよ。早く早く」










『うん。』










電車に乗り、空いている席を見つけた。










『目黒。空いてるよ座りな』










目黒「僕たって居たいので座ってください」












『いいの。ありがとう』









目黒は俺の目の前に立っている。









『目黒目黒。あのさ』









その時大きく揺れて目黒が倒れて来た。









今壁ドン状態。









目黒「ごめんなさい。」









『気にしないでって目黒顔赤いよ。大丈夫?』










やっぱり寒かったんだ。おれのせいで……










『本当にごめん。俺のせいで……』










目黒「いえいえ阿部くんじゃないです。寒くなかったのは事実ですし」












目黒「ボソッ))原因は阿部くんなんだけど……」












『そうなの。安心した良かったよ。』





















その後目的の駅で降りて











残り7人の待っているお店に向かった。

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