第332話

めめのスマホのアルバムが見たい
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2022/06/21 13:10

目黒side









普通に楽屋にいる時のことだった。









ラウ「めめ!携帯見せて」








ラウールが突然こんなことを言ってきた。










『はぁ?なんで』









ラウ「めめのアルバムにどんな写真が入ってるのか気になるんだもん。だから見せて」









『ダーメ。見せられない』









ラウ「なんでー。めめのケチ」








向井「見せたれや。めめ」








『こーじ、自分が見たいだけだろ』








向井「バレてもうた?とにかく見せてや」









『それは……出来ない』









ラウ「僕に見せられない写真でもあるんだ。へぇー」









言い方が悪い!








だって、俺のアルバムには……









ラウ「また今度にしよー」








『次言われても見せねーよ』









はぁ……アルバムの写真だけは見られる訳にはいかない。









その日の帰り









阿部ちゃんも俺も仕事がなかったから









一緒に帰ってきた。









『ただいまー』








阿部「おかえり」








『阿部くんもおかえり』









阿部「ただいま」








ご飯食べて、お風呂はいって









阿部くんがお風呂から出てくるのを待った。








その間に、アルバムの写真を見る。









かわいい……ちょっとエロい。








これはかっこいい。








阿部「上がったよ……」








阿部くんの声が聞こえて、携帯を伏せた。









阿部「なに?」








『いやなんでも』









阿部「ずっと気になってたんだけど、なんでラウールに見せなかったの?そんなに変な動画とか写真があるの?浮気?」








『浮気なんかするわけないじゃん。』








阿部「じゃあ何?俺に見せられないこと?」









『落ち着いて、阿部くん』








阿部「落ち着けないよ……恋人に慌てて携帯伏せられて、落ち着けるわけないじゃん」









俺が阿部くんを不安にさせた。









『ごめん……携帯を見せられなかったのは』








俺は阿部くんに携帯を見せた。









『俺のアルバムの中が、阿部くんでいっぱいだったからなんだ。メンバーとかとの写真もあるけど、阿部くんの可愛い写真とかかっこいい写真が多いから……』









阿部「蓮……疑ってごめんね。」








『俺こそ心配させてごめん。』









阿部くんが俺の携帯をみる。








阿部「あっ……これって」








阿部くんが見つけたのは、こーじの家で









阿部くんが俺の肩の上で寝ているところだった。









他にも[寝んね中のりょうへい]って書いて









まとめてある。








阿部「蓮……撮ってるなんて知らないんだけど」








『それは……』









阿部「そんなに俺のこと好きなの?」










『好きだよ。大好き』









阿部「ありがとう。でも……ベットに裸で眠ってるのは消して。いくら布団掛かってるからって恥ずかしすぎる」









『えー』









そう言われたけど、結局……消せてない。









俺のアルバムは、メンバーとか他の人には









見せられない内容です。

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