俺は電話をかけた。
道枝「お疲れ様です」
『お疲れ。ごめんね、連絡しちゃって』
道枝「いえいえ、電話できて嬉しいです」
『道枝くんはさ、本当に愛されるよね。可愛いもん』
道枝「そう言ってくれる阿部くんが可愛いです」
『そんなことないよ~本当に名前出してくれてありがとね。道枝くんに仲いいっておもって貰ってたって思うと嬉しい!』
道枝「僕の方こそ、いつも良くしてもらってありがとうございます。連絡していただけて嬉しいです。」
目黒「ただいまー」
蓮が帰ってきた。
『めめ、おかえり』
目黒「ただいま。誰と電話してるの」
『道枝くん!あっスピーカーにするね』
俺はスピーカー機能をおした。
道枝「お疲れ様です、目黒くん」
目黒「みっちーお疲れ。」
道枝「また今度、お散歩行きましょうね!」
目黒「そうだね。行こっ」
道枝「阿部くんもどうですか?」
『俺は……次の日がクイズ番組じゃなかったら』
道枝「お忙しいですもんね。ドラマもレギュラーに阿部くん凄いです」
『ありがとう。この間の金田一良かったよ。続きが楽しみ』
道枝「阿部くん、本当に色々と見えくれて……寝る時間あります?」
目黒「みっちーそれは安心して。阿部ちゃんの睡眠時間、赤ちゃんだから」
道枝「そうなんですね笑またご飯行きましょう!早い時間に」
『大丈夫だよー。遅くてもいける……はず』
目黒「いけないくせに。」
電話は長引いてしまった。
電話を切ってから、蓮に
目黒「阿部くんとみっちーってそんなに仲良かったの?知らなかったんだけど」
って言われました笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。