第6話

先輩
1,111
2020/04/08 13:12


そして入学してから1週間。







あれから度々嫌がらせを受けてるけど、なんとか耐えられる。






それもこれも全部ウヌやキヒョンのおかげだ。




本当にありがたい。
ウヌ
ウヌ
じゃあ、また来週
キヒョン
キヒョン
ばいばーい!!
You
You
うん!





お母さんからのお使いに行くために早めに教室を出る。









自転車で走っていると、突然何かが引っかかって盛大に転んだ。






それと同時に大人数が私に向かって卵を投げる。












『この貧乏人が!!!!』






『死ね!!!!!!死ね!!!』




You
You
ちょっと、待って……何、私がなにかした……?
テヒ
テヒ
教えてあげるわ、あんたが貧乏人の出だから
ソンヒ
ソンヒ
貧乏人のくせにジミン先輩と話してんじゃねーよクズ
You
You
一般家庭だって、言ったじゃん……
テヒ
テヒ
うるさいなあ……第2段階、始めるわよ!!!






今度は消火器を向けられ、中身をかけられる。






白い粉だから最悪だ。気持ちが悪い。






私が倒れると、自転車に油をかけられた。
You
You
ちょっと、自転車は、




そう言っても、彼らには通じない。私の自転車は、炎に包まれていた。










ソンヒ
ソンヒ
思い知りなさい、庶民がここに来るとどうなるか








朦朧とする意識のなか、水風船が投げられる。








誰も助けてくれない。






みんな笑って、私の無様な姿を楽しんでる。








最低だ。腐ってる。






この学園は腐ってる。





지민
지민
何してんの







あ……ジミン先輩……













また、助けられた……







最後の意識で、先輩が心配そうな顔で見つめているのが見えた。

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