学校に戻ると澤村パパ先輩に怒られた。


よく、あんなの見たあとに怒れるな～とか違うこと考えてたけど、それがパパなのか。


菅原先輩には「あなたやるな～」とけらけら笑われた

マネさんたちは「血拭きな～」と言ってタオルを渡してくれた

音駒の主将さんには「お前、東卍の奴だったのか」とニヤニヤされたし、日向&梟谷の主将には「かっけぇぇ！！」とキラキラした目で見られた。



何？


みんな人が殴られたりしてるとこ見慣れてるの？？


何故、こんなに普通に接してくる？絶対引かれるだろうなーって思ってたのに。





「東京卍會は東京……てか、関東では有名だしな」


「へー…そんなに？」



なんか、みんな目が冴えたのか1つの広い部屋に集まって東卍の話をしている。


「おー、東卍のおかげで東京も結構平和になってきたし」

「カツアゲとか性犯罪とかもだいぶ減りましたよね」

「そうそう。昔は一人で歩けないくらいだったしな」

「東卍様様だわ～」




「東卍って結構受け入れられてるのな～」




「ふふ～、うちらのモットーは『塵は潰せ、一般人は守れ』ですから。一般の人に手出してる不良には容赦ないですよ～。あと、性犯罪撲滅委員会なんで。私が作った」


性犯罪をする人間は男であろうと女であろうと容赦ない

糞だクソ



あと、弱い人間にイキる奴も糞



「不良に絡まれたら言ってください？私の仲間がやられたって万次郎に伝えれば、消してもらえますので～」




「つよ……」
「めっちゃスゴい奴をマネにしたな、俺ら」
「いいね～、あなたちゃんに頼るわ」



「あなたちゃん。何で不良になったの？」



「兄貴に憧れて。うちの兄貴、二人とも不良なんですよね。てか、家族ほとんど不良です」



「マジ？！」
「五人兄妹って言ってなかったか？」



「黒龍って聞いたことありません？」



「あるある」
「東京で最初に有名になったとこだよな～」


「あれの初代総長がうちの10個上の兄貴です。」



「「「は？！」」」



「で、もう一人の兄貴は神奈川シメてる天竺の初代総長」



「天竺…？！」
「有名じゃねぇ？！」



そっか生川は神奈川の高校だから知ってるのか



「双子の弟は東京卍會の初代総長。で、私が特攻隊長。」



「ヤベェな……」
「ガチで不良ばっかじゃん」



「でも、1個下の妹は不良じゃないですね。いい子だし」




「むしろ何で？」
「それな」