<小話>
「王様ゲームしよ!!!」
「「「いぇーい!」」」
みんなテンション高いと思う。
遠征ってことみんな忘れてるよね?だよね??
しかも、めっちゃ仲良くなってね?
日向と千冬とタケミっちが仲良くなってる。場地とパーちんと影山………お馬鹿コンビじゃん。隆は菅原先輩と夜久先輩………おかんか。
「えー……」
「ダル……」
「ねー?イザ兄?」
「あなたもたれかかんな」
「いいじゃん別に」
後ろから抱きつきながら、イザ兄の肩に顎のせてたら怒られた。べしっと額叩かれたわ。やー、イザ兄ってば照れ屋だな
「この人数でどうやって王様ゲームすんの?」
ほんとそれ
何人いると思って?
烏野に音駒に梟谷。あと東卍と天竺に黒龍に………
いない人もいるけど…
無理くね?
………………
てなわけで、ルールを決めました
烏野、音駒、梟谷の主将と東卍、天竺、黒龍の総長が引いて、チームごとに質問を一個考える。
聞きたい人は名指しになりました。
もう質問大会じゃん
ちなみに、黒龍の現総長が不在なので元総長の真一郎が代表になりました。
「王様だーれだ」
「あ、おれじゃん」
黒尾先輩らしい。
音駒の人たちと相談し出した。
「イザ兄、どうする?好きな人とかだったら」
「あなたとエマ」
「イザ兄うちらのこと大好きじゃん。可愛いね~」
「は?」
「急にキレんなよ」
イザ兄情緒不安定じゃん
「よし……じゃあ、自分の一番の秘密を暴露するってことで……誰にすんの?」
おいおいおい…何故こっちを見る
「イザ兄~呼ばれてんぞ」
「いや、お前だろ」
「はぁ?何でよ」
「あなたで」
「えー……」
一番の秘密……秘密??
何かあったかな……
「んー……んー…?」
秘密ねぇ……
「あ、ファーストキスもう終わった」
「は?」
「ちなみに、東京で結構有名な奴。でもこん中にはいない」
「あ??」
「事故チューだったけど、気にしてないし」
「「「はあぁぁぁぁぁあ?!!!」」」
「え、うるさ……」
真一郎が卒倒した
イザ兄に顔面捕まれてどこのどいつだってキレられた
東万の奴等も天竺の奴等も、あり得そうな人間をさがし出したし。
烏野の人たち目見開きすぎ。
まぁ、高1だしチューくらいはしたことあるでしょ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。