私達は席についた。
列がどんどん進んでく。
私がジンオッパとハートを作ってる時だった。
ARMY達が声をあげてる。
悲しそうな声も聞こえる。
私達がARMYの目線の先を見ると…
テヒョンオッパが泣いてた。
サイン会は進んだけどなぜテヒョンオッパが泣いてるのか分からなかった。
それからずっと元気がない。
そう、その日から。
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俯いたままのオッパ。
タッ…
ギュ
こっちを向いたテヒョンオッパは今までにないくらい悲しく辛い表情をしていた。
大きな瞳に涙が光る。
誰もいない薄暗いリビングの中、時計の音だけが大きく響き私たちはソファへ座った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!