第130話

Episode 🌹
5,607
2020/05/22 23:37
ジョングク
ジョングク
…っ泣
あなた

喉の調子が悪いみたいで、高音が出ないって…

ホソク
ホソク
ジョングガ~泣くな泣くな~
あなた

そうだよ
大丈夫だって!

ジョングク
ジョングク
で、でもっ…
こんな初歩的な事も出来ないなんて…
プロとして失格だからっ…泣
ホソク
ホソク
ジョングギ。
ちょっとこっち向きな?
ジョングク
ジョングク
…?









するとホソクオッパはジョングクの顔を両手で掴みながらゆっくりと話した。








ホソク
ホソク
プロとしてって言ってるけどな…
無理な時も必死に頑張るのがプロじゃない。
今出せる力の中で無理せずやりきるのがプロなんだよ
ジョングク
ジョングク
…!
ホソク
ホソク
ジョングギはさっき出来る力の中で精一杯頑張ったし歌いきっただろ?
だからもうプロなんだよ?
ジョングク
ジョングク
ホソク
ホソク
お前はよく出来てる。
僕らから見てもう十分なくらいプロだよ?
自分の努力を認めなきゃ







ホソクオッパの言ったことはとても胸に響いた。











あなた

そうだよジョングク…
ジョングクは本当によくやってるよ

ジョングク
ジョングク
…でもっ泣
あなた

あんたって本当に馬鹿でいつも喧嘩ばっかで、たまにウザイ時もあるし腹立つ時もあるよ…





私はジョングクの目をしっかり見た。









あなた

でも、あんたは私の一生の憧れなんだよ?

ジョングク
ジョングク
…!!
ホソク
ホソク
そうだな~
あなたはジョングクに憧れてオーディション受けたからな~
あなた

だからさ…そんな自分の価値を下げないで欲しい。
ホソクオッパも言ってたけどプロなんだから…あんたは十分プロなんだから…自信持って欲しい。

ジョングク
ジョングク
…っ!!泣
ホソク
ホソク
ほらほら泣くなって〜笑
あなた

メイク取れるよ?笑

ホソク
ホソク
ほらちゃんと拭いて~笑
スタッフ
ホソクさん。そろそろ出番です。
ホソク
ホソク
あ、ほ~い
んじゃ行ってくるわ!
ジョングガ、お前は僕らの希望だよ?
ジョングク
ジョングク
…っ泣
あなた

希望はホソクオッパでしょー笑
てか早く早く!!笑

ホソク
ホソク
アハッ笑
行ってきマース!!








ホソクオッパがステージへ向かう。










ジョングク
ジョングク
あなた

ね?グガ大丈夫だよ?

ジョングク
ジョングク
あなた

元気出しな?ソロ終わったら高音私がカバーするから!
あーそれかナムジュンオッパに歌ってもらう?笑 「I NEED U」最高だったからね笑…



ギュッ







ジョングク
ジョングク
…ありがとう
あなた

え…

ジョングク
ジョングク
ありがとう。あなた
あなた

う、うん…/////






ジョングクは私を抱きしめてお礼を言う。




急にやめてよ…/////


















テヒョン
テヒョン
ちょーー!!!
ジミン
ジミン
ちょ、何してんのぉ?!
あなた

ほらこうなるから…笑

テヒョン
テヒョン
離せよグガァ!
ジミン
ジミン
ビクともしないんだけど?!
あなた潰れるよ?
あなた

そうだよ潰れるからどいて?!

ジョングク
ジョングク
うん笑
あなた

笑顔になったね
良かった!

テヒョン
テヒョン
は?!何が笑顔になったねだよ!
俺も常に笑顔だけど?!
ジミン
ジミン
僕なんか笑顔しか見せたことないけど?!
あなた

いや、どこがですか笑

ジョングク
ジョングク
クオズのお二人さっきから二人でイチャイチャしてたから僕らもイチャイチャしてるんです!
ジミン
ジミン
し、してないよ!
テヒョン
テヒョン
してねーわ!!
誰がジミンなんかと…
ジミン
ジミン
え…?(睨
テヒョン
テヒョン
いや、違うよ??
あなた

はい。確定ですね。
てか早く次の衣装着替えましょ??

ジョングク
ジョングク
笑笑





ジョングクに笑顔が戻って良かった。



やっぱりあんたは笑顔が一番似合ってるよ



















衣装さん
衣装さん
ちょーっとなんであんたたちさっさと着替えとかないの~
ジミン
ジミン
これはジョングクのせいです。
あなた

ちょ、テヒョンオッパ肩邪魔です!
腕伸ばせない!

テヒョン
テヒョン
肩?
ジョングク
ジョングク
ジニヒョン降臨ですか?笑
ソクジン
ソクジン
やー!
ジミン
ジミン
うはっ笑
本当に降臨 笑
私たち
笑笑
衣装さん
衣装さん
もー早く着替えなさい!
私たち
はーい笑











その後のステージではジョングクの高音を私が被せた。


なかなかハモって綺麗だった。













やっぱり助け合いが1番だよね…




強く感じた1日だった。

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