公演のリハーサルの時オッパは言った。
皆いつも以上に熱心に聞いてる。
オッパが自分から口を開いたのなんてとても珍しいもんね…
テヒョンオッパの震える拳が目に入った。
ギュッ
テヒョンオッパは口を開いた。
おばあちゃんが亡くなったこと
それから元気が出なかったこと
ARMYに迷惑かけたって思ってること
ポンッ
ユンギオッパはテヒョンオッパの頭を軽く撫でる
ギュッ!
ホソクオッパはテヒョンオッパを抱きしめた。
ギューッ!
その後皆でテヒョンオッパを抱きしめた。
いくらオッパでも1人で耐えるのは辛いよね…
ギュッ
テヒョンオッパとジミンオッパはハグをした。
やっぱり2人の絆は深いな…
その後の公演は前の私達を取り戻したように息がピッタリだった。
そしてテヒョンオッパはARMYに今までの事を話した。
ARMYは皆優しい顔で聞いてくれてた。
中には泣いている人もいた。
ギュッ
ジミンオッパは笑顔でテヒョンオッパを抱きしめてた。
私はジョングクを慰めながら次の準備をした。
その日はARMYとテヒョンオッパをもっと身近に感じることが出来た日だった。
争う2人を収めつつその日は終わりを迎えた。
いつも慰められてばかりだったテヒョンオッパに少しはお返し出来たかな…
このメンバーには笑顔が必須だってしっかり分かることが出来た日だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。