第112話

Episode 🌹
5,578
2020/05/15 02:10
ガチャ…








??
ッ…


その音は止まった。














あなた

え…

私の目に映ったのはテヒョンオッパの後ろ姿だった。







テヒョン
テヒョン
…っ

スッ…



タタッ…













あなた

ちょっと、待ってください









私は引き止めた。














テヒョン
テヒョン
…何?
あなた

あの、オッパ…
どうしたんですか?

テヒョン
テヒョン
…どうって?



ずっと俯いたままのオッパ。









あなた

本当に…どうしたんですか?
最近元気全然なくて…体力的な疲れだけじゃないと思うんです。
何かありましたか?

テヒョン
テヒョン
…何も無いよ
あなた

何もないわけ…

テヒョン
テヒョン
何も無いから…



スッ…









オッパが俯いたまま出ていこうとする。








あなた

あの日からっ!あの、フィリピンの公演の日から…

テヒョン
テヒョン
…っ!
あなた

オッパおかしいです…




テヒョンオッパは足を止めた。

































~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そう、あの日からオッパの調子は狂った。






ホソク
ホソク
今日もやるぞー!
ユンギ
ユンギ
サイン会もあるからな!
ナムジュン
ナムジュン
長旅疲れてないか?皆
テヒョン
テヒョン
大丈夫でーす!!
あなたの隣だったからね~♡
ジョングク
ジョングク
道開けて!でしょ!?
ホントの隣は僕なんで!
ね?
あなた

はいはい

ジミン
ジミン
笑笑



ピリリリッ…







ソクジン
ソクジン
ん?
テヒョンア携帯鳴ってるよ?
テヒョン
テヒョン
あ、俺か…
出てきまーす





そこからだった。


















ホソク
ホソク
あなたこの衣装お腹かなり開いてない?
あなた

そうですか?笑

ジョングク
ジョングク
僕が隠すから大丈夫!
あなた

無理でしょ笑




カチャ…








ナムジュン
ナムジュン
あ、テヒョンア大丈夫か?
すぐ準備しろよ?
テヒョン
テヒョン
…はい
あなた












その日のコンサートはリハーサル通りに進んだのは進んだんだけど、やっぱりいつものテヒョンオッパでは無かった。











ユンギ
ユンギ
やーおつかれー
ホソク
ホソク
お疲れ様です!
サイン会だー!
あなた

やった!

ジョングク
ジョングク
ね!
楽しみっ!
ジミン
ジミン
テヒョンちょっと行こっか
テヒョン
テヒョン






2人が出ていった。





ホソク
ホソク
なんかあったのか?
ソクジン
ソクジン
さっきからテヒョン全然元気無いな…
ナムジュン
ナムジュン
なんかあったんですかね…
まあジミナがついてくれてるから大丈夫だと思うけどな…
ユンギ
ユンギ
うん…心配だな…
まあでも俺らもサイン会の準備しないと
ジョングク
ジョングク
はーい…










それからサイン会が始まった。

プリ小説オーディオドラマ