第8話

seven
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2019/11/22 12:24
誅side
僕は、何をしてもダメな子だった。
何をしても父に振り向いてもられず、期待もされていない。

父に褒められたことは1度もない。


まともに喋ったことも無い。





でも、母は違った。

僕を1人の人として見てくれた。
僕のいい所を、知っていて理解してくれる。

幸せだった。




でも、母が居なくなったあの日から僕の何かが壊れた。
瑠雨
瑠雨
……………………ろ……!
誅
…………んぅ……
瑠雨
瑠雨
誅様あぁぁぁぁぁぁあ!
誅
…………うるさい
瑠雨
瑠雨
うるさいじゃ無いんです(╬°▽°)ボキボキ
誅
ひ、ひぇー起きます起きます!
この人は瑠雨だ。

あった時から執事で年下なのに生意気。

でも、たまに見せるかっこよさと優しさにひかれた。
………………ひかれた?

僕瑠雨くんのこと好き………………?







ま、まさか…………そんな事ない……だって僕女の子が好きだし…………
瑠雨
瑠雨
ぼーっとしてどうしたんですか?熱?
瑠雨くんがおでこを触ってきた。
瑠雨
瑠雨
熱はないですね。
顔赤いですね……やっぱ熱があるんじゃ
おでこが熱い…………

心臓の音がうるさい。

瑠雨くんに聞かれたらどうしようって思っている僕はおかしい。
誅
瑠雨くん…………僕にいいとこってある?
瑠雨
瑠雨
ありますよ……
瑠雨
瑠雨
一緒にいてくれるだけで楽しいし、
毎朝起こすのも、その度に生きているんだって感じるんですよ
一緒にいると……って……
勘違いしちゃうじゃん。



でも、瑠雨くんは僕を見てくれる。


毎朝起こしてくれるのも、それが仕事だからかもしれないけど

僕のことを見てくれている気がして、


きっと僕はこの人に………………







恋をする。
顔が好き。声が好き。何もかもが好きだ。

これが本当の恋なんだ。
誅
…………瑠雨くん、これからも傍に居てね
瑠雨
瑠雨
それは、執事という立場の上で?
誅
ふふ〜ん!それはどうかなぁ〜!
告白っぽい宣言をした僕は、みんなのいるリビングに行く。


瑠雨くんが
瑠雨
瑠雨
そういうとこに僕は恋をした
と、言っているのにも気づかずに
……………………………………
mano
mano
seven終わりです。

短くてすみません。

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