『ふぅ...、』
駿佑「あなた、ここにいたんだ、」
『駿佑、』
駿佑「あなた、その首の絆創膏どうしたの?」
“ヴァンパイアに血を吸われたの”
...なんて、言えるはずがない
『ちょっと切っちゃって...、』
駿佑「大丈夫?あなたの綺麗な首に、」
『綺麗じゃないよ、笑』
駿佑「俺には綺麗に見えるんだよ」
『ふふ、ありがとう』
駿佑「ねぇあなたっ...、!」
『このスイーツとてもおいしそう、』
駿佑「............っ、」
『駿佑?どうしたの?』
駿佑「いや、ううん、なんでもない」
『そう?...あ、見てこれもおいしそう!』
〈あなた様。そろそろお戻りにならないと明日学校でございます〉
『あ、そうね、駿佑また明日ね』
駿佑「うん、また明日」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。