第5話

レオナ先輩 2
1,456
2020/09/14 09:00
        ━翌日の昼休み━


 ついつい張り切りすぎてたくさん
おかずを作りすぎてしまった…


 ラギー先輩によると中庭にお昼寝して
いるらしいので探しに行く。
あなた(男装)
あなた(男装)
(あっ、いたいた!)
レオナ先輩起きてください
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
んっ…うるせーぞ…
ラ…ギー
あなた(男装)
あなた(男装)
(言い切るんだ…)
今日はラギー先輩に頼まれて
お昼もって来ましたよ
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
だったらそこにおいておけ
あとで食う
あなた(男装)
あなた(男装)
そ、そうですか…
(せっかく作ったから一緒に
食べたかったけど…嫌われるような
ことはしたくないしな…)
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
スンッスン
(あれ?この匂い…)





 レオナ先輩にしっかりお弁当渡したし!


 ラギー先輩に頼まれたことは
ちゃんとやったよね?


 あー…でもやっぱりレオナ先輩と
お昼食べたかったな〜。


 私はそんなことを考えながら
校舎裏にあるベンチに座ってお弁当を食べる。


 レオナ先輩と同じお弁当…


 あぁもう!!


 これは全部先輩が悪いんだ!!


 しぶしぶお弁当を食べていると、
(平和にお昼が取れないなんて…)
不良二人組に囲まれてしまった。
モブ
モブ
あ゛?こんなことで
ぼっち飯してるやつが
いるぞww
モブ
モブ
マジじゃん
モブ
モブ
あっ!こいついつも
レオナ先輩といるやつだ
モブ
モブ
俺レオナのやつ気に
食わねーんだよな
モブ
モブ
おっならこいつ
殺るか?
モブ
モブ
いいな
おらっ!!
 私は殴りかかってくる拳を
ガードするために頭の上に腕をやる。


 しかし私がいくら待っても痛みが来ない。


 そっと目を開け様子を伺うとそこには…












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